次のチャンスが来るまで待つのも大事! | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

緊急中毒とも言うべき症状が蔓延しがちです。

社会が相対的に豊かになり、特に生存に欠かせない不要不急なものが減ってきており、衣食住が満たさればされるほど、急かされるようにして、「急ぎなさい」「すぐにやりなさい」「まず行動せよ」「撃ってから狙え」「今を逃したら、次はいつチャンスが来るか分かりません」などの言説が跋扈(ばっこ)します。

しかし、「息をしなさい」「心臓を動かしなさい」などの命令がなされないように、本当に必要なことは声高に語られることはありません。

「急ぎなさい」「すぐにやりなさい」などと言う言説は、それが本質的には虚偽であるからこそ、跋扈します。

虚偽という言い方が強すぎるのであれば、それらは不要不急でしかないとも言い換えることが可能です。

学ぶチャンスや飛躍のチャンスは世界にあふれており、それはこれまでもこの先もふんだんに与えられています。必要なのはそのチャンスをつかむかどうかですし、つかみとる力というよりは、目の前に転がっているチャンスがきちんと見える視力が必要なだけです。

「まといのば」も同様です。

ここで学びたいという方は多くいらっしゃいますし(ありがたいことです)、熱烈なメッセージも頂きますが、重要なのはそのトーンを下げることです。情熱に水を注ぐことはありませんが、一時的で刹那的な勢いだけで飛び込んではいけません。

チャンスは何度も押し寄せてきますので、準備ができたときに、するっとそのチャンスの波に乗れば良いことです。前のめりではなく、当然のように波に乗るのです。

「まといのば」で同じ講座を二度とやらないのは事実ですが、しかし俯瞰的に見ればずっと同じテーマの音楽を変奏しているようなものです。何年も何年も同じテーマのまわりをぐるぐると回りながら、理解を深めているようなものです。

もちろん目先は変わり、情報の質も量も変わり、抽象度も上がっていっていますが、それでも同じテーマの変奏曲です。

たとえば、いま新しいスクールで新しいことを学んだ!と思った人も、数年前に自分が受けた講座のノートを読み返してみると、そこにいま「新しい」と思っていることがはっきりと書いてあるという経験は多くされていると思います。

たとえきちんと学んでいて、きちんとノートに書いてあったとしても、それが血肉化して、自分にとって不可欠な情報になるにはそれくらいに時間が必要なのです。

逆に一つの講座、一つのスクールの音声を繰り返し聞き、深く深く理解することで、いわば本質なり真理のようなものに到達する方もいるでしょう。もっと言えば、静かにPCなりスマホの画面でブログを丹念に一つひとつ読み漁ってくださっている方がスクールの常連さんよりも深い理解に到達することもありえます。

端的に言えば、自分次第ということです。

焦って自分にプレッシャーをかけるべき時と、待つべき時とその勇気 ~と金と巨大タンカー~」という記事の中でも紹介しましたが、将棋の十五世名人である大山康晴氏は生前「一回目のチャンスは見逃せ」と言いました。

極端なことを言うようですが、「いまがチャンス」と総毛立ったら、そのチャンスは自分にまだ見合わないかもしれないので見送りましょう。

本来のチャンスとはチャンスとすら感じないようなもので、空気のようにそこにあり、自然と実現していくものです。

もちろんその時々に静かな興奮なり(語義矛盾のようですが、分かってもらえると思います)、密やかな喜びはあります。しかしそれは静かなものです。

一時的な絶叫や歓喜、それもきわめて人工的な匂いのする作為的な「興奮」とは違います。

Eureka(ユーレカ)と叫んだときにアルキメデスは自分の中で喜びにひたったのであって、誰かに(裸を)見せるために興奮したわけでも、喜びを他者と共有したかったわけでもなく、密やかに自分の中で完結した喜びの表出がユーレカ!です(おそらく)。もちろん他者との関係の中で湧き上がる喜びがあるのは事実ですし、それも重要です。ただ、個人的な喜びを、他者との関係の中で半ば強制的に、半ば人工的で人為的に仮に構築するのは、あとからリアクションが大きくなります。

学びにせよ、成長にせよ、もう少し静かで落ち着いたものだという青写真は必要だと思います。

淡々と学び、淡々とチャンスをつかみ、淡々と結果を出して、密やかに喜び、その場で出会えた他者と喜びを共有していきましょう。

7月から次々とスクールを含めた企画が目白押しとなりますが、飛びつくことなく、飛び乗ることなく、チャンスを見送るという冷静さをデフォルトに、自分にふさわしいものを選んでください。