ひとりの青年がツァラトゥストラの行く手から逃げていたのですが、ツァラトゥストラに見つかります。
「ツァラトゥストラはかく語りき」の中の「山上の木」の一節です。
ツァラトゥストラは青年に話しかけ、逃げていた青年は驚き、その驚いた姿を見て、呆れたようにツァラトゥストラが言います。
まったく、人間は木と同じようなものだ。(ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』)
と。
人間と木が同じようなものだとはどういうことでしょう?
ちなみにツァラトゥストラとはゾロアスターのことですね。ゾロアスター教の家に生まれたのがイスラエル・フィルの指揮者のズービン・メータさんです。
ゾロアスターのドイツ語読みがツァラトゥストラです。
レヴィアタンもリヴァイアサンになります。
イデアがアイデアになったり。
ちなみにゾロアスターはアテナイの学堂にも出てきます。中心にいるのはプラトンとアリストテレスながら、賢人が取り囲みます。
というわけで、ズービン・メータさん指揮でシュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」を聞きながら、ニーチェを読みたいものです。ニーチェの誇大妄想的な展開が昇華されていきます(←失礼)。
ツァラトゥストラは青年にこう言います。
まったく、人間は木と同じようなものだ。
高く明るい上の方へ、伸びて行けば行くほど、その根はますます力強く、地のなかへ、下のほうへ、暗黒のなかへ、深みのなかへ、―悪のなかへとのびて行く。(ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』)
青年は驚いて、なぜ私の心が読めるのかと聞きます(正確には魂のなか)。
ツァラトゥストラは答えて、「いろんな魂を見抜くためには、こちらも同じだけのものをあらかじめこしらえておかねばならない」と。
まさにヒーラーですね。
青年は「そうだ、悪のなかへだ」(原文ママ)と答えます!
ここでこの話をしてくださった石垣島の賢人は御講義の中で植物を裏返したものが人間だという話をしてくださいました。それも発生学の視点から(そしてトポロジーの視点から)。
これは非常に面白い話です。
Rayさんが維摩経を引いていらっしゃいましたが、青年の「悪のなかへだ」を踏まえると、維摩経とも点と点がつながります。
手元の維摩経によると、こうあります。
と書いていたら、配信の時間だ!!!
続きは後ほど!
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