「このまま学校に行けなかったらどうしよう」
「勉強しなくて大丈夫なのかな」
「将来ちゃんと働けるかな」
「自立して生きていけるのかな」
子どもの今の様子を見ていると、どうしてもこの先のことが不安になることってありますよね。
発達特性や不登校があると、その不安はさらに大きくなりがちです。
でも、その不安は子どものことを大切に思っているからこそ。
不安になってしまうのは、とても自然なことなのです。
親が子どもの将来について不安になるとき、その原因は今の子どもの姿そのものではなく、
「このままだったらどうしよう」
という未来への想像であることがほとんどです。
まだ起きていない未来を頭の中で何度もシミュレーションし、不安な気持ちを膨らませてしまうのです。
そんなときは、
周りの子と比べてしまったり、
SNSで見かけた情報に影響を受けたり、
自分自身が育ってきた中で身につけた
「こうあるべき」
「こうしなければならない」
という価値観が強く出てきたりします。
だから余計に不安になってしまうのです。
私たち親は、つい勘違いをしてしまうことがあります。
それは、
「今の子どもの延長線上に未来がある」
と思ってしまうことです。
でも本当にそうでしょうか。
子どもは急に変わります。
中学生になってから変わる子もいます。
高校生になってから伸びる子もいます。
大人になってから力を発揮する子もいます。
人の成長は、いつもなだらかな右肩上がりではありません。
階段を上るように、ある日突然ぐっと伸びることもあるのです。
特に発達特性のある子は、その成長のタイミングが独特なことも少なくありません。
だから、今の姿だけを見て未来を決めつけることはできないのです。
将来への不安が強くなると、
・先回りする
・口出しする
・管理する
・怒る
・焦る
そんな関わりが増えていきます。
そしてそれらは、
「子どものため」
と思っているようでいて、実は
「親自身の不安を何とかしたい」
という気持ちから出ていることも多いのです。
では、不安な気持ちを和らげるにはどうしたらいいのでしょうか。
まず大切なのは、
10年後ではなく、今を見ること。
どうなるかわからない未来を心配するよりも、
今この子がどんな状態なのかを見ることに意識を向けてみましょう。
もちろん未来が気になる日はあります。
そんなときは、
「私は今、不安なんだな」
と認めてあげればいいのです。
そして、
「でも未来より今」
と自分に声をかけてみてください。
今の子どもをもっとよく見てみる。
今の子どもの話をもっと聴いてみる。
そこに意識を戻していくのです。
一人で難しいときは、信頼できる人や専門家に相談することも大切ですよ。
次に、
できていないことではなく、
今すでに子どもの中にあるものを見ること。
例えば、
・優しさ
・好きなこと
・興味のあること
・得意なこと
・頑張る力
そんなものです。
「そんなの当たり前」
と思うかもしれません。
でも、その当たり前が、将来大きな強みになることもあります。
未来は、今ある小さな芽から育っていくものです。
だからこそ、今あるものをしっかり見つけていきたいですね。
そしてもう一つ大切なのは、
お母さん自身の人生を大切にすることです。
生活のすべてが子ども中心になると、苦しくなります。
だからこそ、
自分の楽しみ
趣味
学び
友人との時間
そんなものも大切にしてほしいのです。
お母さんが自分の人生を楽しめるようになると、子どものことも少し長い目で見られるようになります。
長男が発達障害(ADHD)だとわかる前も、わかった後も、
おかんはずっと不安でした。
この子は大丈夫なのだろうか。
進学できるのだろうか。
働けるのだろうか。
自立していけるのだろうか。
そんなことばかり考えていました。
その不安が、
「ちゃんとしなさい」とか
「みんなと同じように」
という厳しい関わりにつながっていたのだと思います。
でも、コーチングを学び、
子どもの話を聴くことが増え、
指示や管理を減らしていっても、
心配していたような状態にはなりませんでした。
むしろ長男は落ち着きを取り戻し、
発達障害だとはあまりわからないくらいに成長していったのです。
そのころから、おかんの口ぐせは
「きっと大丈夫」
になりました。
未来はわからない。
でも、何かあれば対応できる。
だからきっと大丈夫。
そんなふうに自分に言い聞かせていたのだと思います。
もちろん、その後も新しい環境では戸惑ったり、ストレスを感じたりすることはありました。
それでも長男は、おかんの想像を超える成長を見せてくれました。
今では完全に自立し、働き、趣味や旅行も楽しみながら暮らしています。
未来は見えません。
だからこそ、信じるしかないのです。
そして、
話を聴くこと。
気持ちを尊重すること。
信じて見守ること。
その積み重ねが、
「きっと大丈夫」
と思える未来につながっていくのだと思います。
子どもの将来が不安になるのは、それだけ子どもを大切に思っている証拠です。
でも、不安ばかりを見ていると、今目の前にいる子どもの成長を見失ってしまうことがあります。
だからこそ、
・話を聴く
・そのままを受け止める
・子どもの力を信じる
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