何時間でもゲームをしている。
声をかけても返事をしない。
宿題や勉強は後回し。
ゲームをやめさせると機嫌が悪くなる。
そんな姿を見ると、
「もっと他にやることあるでしょ!」
と言いたくなること、ありませんか?
子どもがゲームにのめり込んでいる姿を見ると、ついイライラしてしまう。
でも、それは決しておかしなことではありません。
親にとって、子どもがゲームばかりしているように見えると腹が立つのは自然なことなのです。
なぜなら、その怒りの奥には不安があるから。
・この先ちゃんとやっていけるのかな
・勉強は大丈夫なのかな
・生活習慣が乱れないかな
・ゲーム依存にならないかな
そんな不安が積み重なって、
怒りという形で表に出てくるのです。
つまり、本当に怖いのはゲームではなく、
「この子の将来、大丈夫かな」
という気持ちなのかもしれません。
特に発達特性のある子は、
・学校で疲れやすい
・人間関係でストレスを抱えやすい
・失敗経験が多い
・現実の中で自信をなくしやすい
ということがあります。
そんな子にとってゲームの世界は、
・成功体験が得られる
・ルールがわかりやすい
・自分のペースでできる
・努力が結果につながりやすい
という安心できる場所になっていることがあります。
現実の世界ではうまくいかないことが多くても、
ゲームの中では認められる。
達成感を味わえる。
仲間とつながれる。
だからこそ、気づけばゲームの中が居場所になっていることも少なくないのです。
親から見ると、
「ただ遊んでいるだけ」
に見えるかもしれません。
でも本人にとっては、
ストレス発散だったり、
気持ちを回復させる時間だったり、
安心できる居場所だったりすることもあります。
ただし、だからといって何時間でもゲームをしていいという話ではありません。
ここはきちんと分けて考える必要があります。
子どもがゲームに没頭する理由を理解することと、
その状態を放置することは違うからです。
例えば、
・睡眠不足になる
・暴言が増える
・生活に支障が出る
・家族との約束を守らない
こういったことについては、きちんと伝えていいのです。
ゲームを悪者扱いする必要はありません。
でも、生活全体のバランスを守ることは大切です。
理解することと、
何でも許すことは違います。
では、どんな関わり方をすればいいのでしょうか。
親はイライラすると、
ゲームを取り上げる
禁止する
という方向に行きがちです。
でも、その前に見てほしいことがあります。
それは、
「今、この子はどんな状態なんだろう?」
ということです。
・最近疲れてない?
・学校どう?
・何かしんどいことある?
そんなふうに声をかけたり、
普段の様子を観察してみたり。
ゲーム時間だけではなく、
子ども全体を見ることが大切です。
おかんの息子たちも、小学生のころはゲームが大好きでした。
一度始めると、
「ご飯よ」
と言っても来ない。
宿題は後回し。
親としては本当にイライラしました。
コーチングに出会う前のおかんは、
どう対応したらいいかわからず、
怒ったり、
コントローラーを取り上げたりしていました。
でも、それでゲーム問題が解決したわけではありません。
むしろ親子関係が悪くなっただけでした。
実はおかん自身、ゲームが苦手です。
操作についていけないし、
何が面白いのかもよくわからない。
だから余計に、
子どもたちがゲームに夢中になる姿を受け入れられなかったのかもしれません。
でも、コーチングを学び、
子どもの話を聴くようになると、
少しずつ親子の会話が増えていきました。
ゲームだけではなく、
学校のこと。
友達のこと。
将来のこと。
いろんな話をするようになったのです。
すると、
ゲーム以外にも楽しみが増え、
一緒に映画を観たり、
話をしたりする時間もできてきました。
そして気づけば、
テスト前には自分でゲームから離れ、
終わったら思い切り楽しむ。
そんなメリハリも自分でつけられるようになっていました。
おかんも、
ゲームをしている姿を見てイライラしなくなりました。
なぜなら、
自分で考えて行動していることが見えるようになったからです。
子どものゲーム問題は、
時間制限だけで解決するものではありません。
ゲーム禁止にしたからといって、
本当の問題が解決するわけでもありません。
大切なのは、
子どもが今どんな状態なのかを見ること。
ゲームの世界に逃げ込まなくてもいいくらい、
安心できる環境を作ること。
そして、
ゲームを責めるのではなく、
必要なことは伝えながら、
親子関係を整えていくことです。
ゲームだけを見ない。
その奥にいる子どもを見る。
そんな視点を持てるようになると、
親のイライラも、
子どものゲーム問題も、
少しずつ変わっていくかもしれません。
まずは今日、
「この子は今どんな状態なんだろう?」
と問いかけるところから始めてみませんか?
今日もお読みくださり
ありがとうございます。
