お見舞い | 虚空のスキャット

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自分のことは棚に上げてココロの思うまま、スキャットの如く、愛こそはすべて・・・の精神で綴っていきます。

えっとぉ・・・父ががんを患っているということは以前、どこかで書きました。
先日、手術を終えた父を見舞いに行きました。
ボクの住まいは父が入院している大学病院までは、実家から病院よりも近いところなので便利です。
想定内のことといえば想定内のことでしたけど、手術してふたまわりくらい小さくなった父を見て、ボクは父を直視できませんでした。向かい合って座っていましたが、そっぽを向いていたと思います。
そういえばがんだとわかる前から、何年も前からだけど、会うたびに小さくなってしまっているなぁ・・・と思っていましたけど。
前日まで発熱していたという父はなんだか、やつれているようにも見えました。これは錯覚かもしれませんが。
少し病院側が想定していたよりも、手術後の回復は遅れているようです。まあ、トシもトシだし(長嶋茂雄と同い年です)、それもある意味、想定内のことですが。
そのときはひとりで見舞いに行ったのですが、よくよく考えてみるとこうしてサシで父と話すのはいつ以来???なんだろう・・・と後で思いました。
父もボクも酒飲みですが、サシで飲んだことはありません。母が今も健在で、外へ行こうが実家で飲もうが、サシで飲んだことはないし、話したこともなかったはず。元々、父子間の会話なんてあまりなかったし、もっともお互いに「サシで飲みに行こう」などと話したことすらありません。
たぶん、こうやってふたりで話すことは今までなかったんじゃないか・・・と。
そんな父がボクに「来てくれてうれしいよ」と気を使ってくれました。ちょっと、その言葉にビックリしました。
きっと照れくささから(気を使って)、「もう、いいから早く帰れ」くらいのことをすぐに言い出すのかなと思ったら(案の定、たずねて15分後にはそう言っていました)、デイ・ルームに腰掛けるなり、そんなことを口にしていたからです。
父はボクに「大丈夫か」、「のんびりやれよ」・・・なんていうことを言っていたと思います。
ボクはボクで「今、何が食べたいものってある?」(重湯を食べ始める予定だ言っていました。それは現在、できないままですが)とか、とりとめのないたぶん、的の外れた質問ばかりしていたと思います。
なんだか、ひとつの質問を発してその答えをして、少し間があいて・・・という、悪い例のインタヴューみたいな時間がすぎていました。
病院を出たボクからは、数え切れないくらいのため息が出てきました。夕日が傾きかけていました。
父にはまだ、手術その2が待っています。
いや、母から電話があり、それによると、手術その2の前に緊急に人工肛門をつけることになりました。手術した腸がうまくつかないからなのだそうです。
大丈夫なのかなぁ。母も相当、精神的にまいっているハズ・・・。
実家のネコはボケてしまって(ネコもボケるのデス)、年老いている(もう20年弱、生きています)のが如実に出ているし・・・。
今日は「Hey Jude」(The Beatles)がよかったです。
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