山羊の頭のスープ/ザ・ローリング・ストーンズ

¥2,548
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ジャケットもイマドキの人が見ると単に「キモっ!」となるのかな。
この前作にあたるアルバム『メインストリートのならず者』がストーンズの中でも1、2を争う出来のアルバム(リリース当初はけなされましたが)だったし、確かにとらえどころのないアルバムと斬られてしまうのもわからなくもないです。
だけど確かに一番好きなアルバムではないけど、「傑作ではない」と斬ってしまうには惜しいアルバムだと思います。
このアルバムはジャマイカでレコーディングされていて、そこの名物であるスープ(ジャケットに写真がのっています)がタイトルになっていますが、ジャマイカ、つまりレゲエの影響は少なくともこのアルバムからは感じられません。
それよりも粘っこい感じのサウンドが印象に残ります。それが魅力なんだとボクは思うのですが・・・。
キース・リチャーズがこれまで以上にドラッグにハマってしまったため、ミック・ジャガー主導で全体のアルバム作りの輪郭がかたちどられています。キースは自身のヴォーカル曲でキチっと仕事をこなしていますが(苦笑)。
アルバムの収録曲ではまず、シングルでリリースされた名バラード「悲しみのアンジー」を無視するわけにはいかないですね。これはやはり名曲です。全米で1位になりました。
確かにこれだけでも「買い」だとは思います。メロディもだけど、歌詞もいい。最初は当時のデヴィッド・ボウイのカミさんに捧げた曲だという噂がありましたけど、後にキースが「あれはオレの娘への曲さ」とあっさり否定していました。個人的には前者のほうがストーリーとしては面白いのですが・・・。
他にも個人的には好きな曲は多いです。
1曲目のネバっこさは大好きだし、2曲目のメロディはポップでいいし(歌詞も好きです)、4曲目はキャッチーなヒット曲となったくらい印象に残るし。
6曲目はジョニー・ウィンターにあげた曲だけど、これはこれでいい味だしているし・・・。
そんな感じで「捨てたもんじゃない」アルバムなのです。
最後のチャック・ベリー・スタイルの「スター・スター」も好きです。歌詞が問題になったけど(確かに元のタイトル、starfuckerはまずいと日本人のボクですら思う)後のライヴ・ヴァージョンもよかったけど、このオリジナルもいいです。一緒にコーラスを歌っていると息が続かなくなる(苦笑)。
最初に書いたように『メインストリートのならず者』や『女たち』みたいな傑作と比較すると、確かにそちらに軍配はあがるのでしょうけど、これはこれで充分、楽しめるアルバムだと思います。
今日は「Silver train」(The Rolling Stones)がよかったです。ミックの衣装と化粧具合に時代を感じます。懐かしい。

