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高齢者の体調変化に気づくためのポイントパートⅤ(排せつ編)
≪アメトピ掲載ありがとうございます≫
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こちらのつづきです![]()
本日は『排せつ』について
観察ポイント(25〜33/48)
について9つ書いていきます![]()
こちらの内容は
介護職に向けて
書かれている内容をまとめています
※家族介護をされている皆さまにも
参考程度にご覧になっていただけると幸いです![]()
失禁している(㌽25)
高齢になると、尿意を感じても
身体機能の低下などにより
トイレに間に合わなくなることもあります
尿意の感覚が鈍くなることや
・認知症
・前立腺肥大
・過活動膀胱
といった様々な病気が原因となり
失禁がみられることがあります
また、下剤の量が多いと便が緩くなり
排便の意思がなくても
排泄されてしまう場合があります
排せつパターンを把握
↓
時間に応じてトイレ誘導を行う
↓
必要なら医療職に相談して
薬剤調整をして経過を見守る
尿や便の色がおかしい(㌽26)
いつもと違う色の尿の場合は
注意が必要です
尿の色が濃い➡脱水症状
尿が混濁している➡尿路感染症
尿が茶褐色の場合➡血液が混ざっている
可能性が
水分を多めに摂取することで
改善するケースもありますが
感染などにより炎症が起こっている可能性も
熱を測り看護師へ報告をしましょう
その他に
去痰剤の薬の副作用➡尿の色はオレンジ色に変色
畜尿袋・チューブ・オムツなどと化学反応が起きる➡尿の色が紫色に変色
便の色については
鉄剤を内服している場合➡黒っぽくなる
鉄剤を内服していない場合➡黒い便は上部消化管での出血の疑いがあります
鮮血がある場合➡便への混入具合によって下部消化管や痔からの出血が考えられる
便が白くなっている場合➡ビリルビンの排せつができていない可能性が高い
※直ぐに医療職へ報告する
白い便の原因となる疾患は様々
胆道閉塞症、胆管拡張症、胆管がん、総胆管結石症
膵がん、ロタウイルスやコレラによる胃腸炎など
バリウムを飲んだ後も便が白くなります
パットやおむつに血液がついている(㌽27)
何処からの出血か分からないものの
血がついているときがある場合は
陰部を拭いたときに付着する位置などで
・尿道からの血尿なのか
・膣からの不正出血なのか
・肛門からの下血なのか
よく観察する
・出血が多い場合は
血圧低下がないか測定しましょう
どこからの出血か分からない場合
血液の量や出血の頻度で対応が変わります
医療職に報告し指示を仰ぎましょう
血液をサラサラにする薬を
内服している場合は
担当医師にも
出血していることを伝えましょう
排尿の回数が多い、または少ない(㌽28)
トイレに行っても一回の排尿量が少なく
何度も尿意を訴える場合は
残尿感で膀胱内に少量の尿があるだけで
尿意を感じてしまう場合が多いです
体格にもよりますが
通常1回の排尿量は150~500㎖程度
残尿感がある場合は膀胱炎の可能性も
水分を多めにすすめて
発熱のないことを確認しましょう
逆に、排尿回数や尿量が少ない場合は
一日に摂取している水分量が
少なくないかを確認しましょう
陰部や臀部におむつかぶれがある(㌽29)
陰部や臀部の皮膚が赤くなっていたり
痒みがあるという訴えがあったりする場合
排泄物の付着時間が長時間になっている可能性が
・皮膚が炎症を起こしてしまったり
・おむつの蒸れによってカンジダなどの真菌が増殖し
かぶれているように見える場合もある
おむつのギャザー部分が皮膚に当たることで
痒くなる場合は
・あて布を使用することも検討
皮膚の清潔を第一に
医療職と相談し
・皮膚保護材
・抗真菌剤
などを使用することも検討してください
排便の回数が多い、または少ない(㌽30)
緩下剤の量が多いと
便の性状が泥状や水様になってしまい
少量ずつ1日に何度も
排泄されていることがあります
あまりに緩いと排便回数が増えてしまうため
適切な量での下剤使用が大切です
毎日でなくても2~3日に1回は
自然排便があると安心です
ただ、
食事をきちんと摂取しているにもかかわらず
排便が数日見られない場合には
市販の座薬や浣腸で対応する検討も
必要かもしれません
ズボンの上げ下げができない(㌽31)
高齢になると
関節の拘縮や筋力の低下などが生じるため
(手や指の力が弱くなったり身体の後ろまで手が届かない等)
ズボンを上げたり下げたりが
難しくなります
あるいは
ゴムがきつすぎて上げ下げができなくなる
逆に緩すぎてあげても下がってしまう
ことも考えられます
自分で上げ下げしやすいズボンとなっているか
確認し、
自立支援のためにも
ご自身で出来ることを減らさないように
気を付けましょう
また
脳梗塞などが原因で
いつもの不全麻痺が悪化していたり
新たな麻痺がでていて
普段できていることができなくなっている
可能性もあります
排便後に意識状態が悪化する(㌽32)
一回に多量の排便があったり
排便時にいきむことで
副交感神経が過剰に反応し
排便時に
心拍数や血圧が急激に低下し
意識消失やショック状態となることがある
排便時には
・冷や汗や顔色に注意
異常がある場合
・ベッドに横になってもらう
・バイタルサインを測定する
臥床することで血流が心臓にもどり
10分程で回復することが殆どです
※便ショックを起こさないためには
日頃の排便コントロールが重要です
意識が戻らなかったら
すぐに医師に報告・緊急対応
腹痛がある(㌽33)
腸炎などで炎症が起きている場合
腹痛は起こります
・発熱がないかどうか
・血圧はいつも通りか
出血を伴う腹痛の場合は
受診を検討
腹痛の中には
腸だけでなく
肝臓、すい臓、膀胱、子宮などの
臓器の病変でも腹痛となる場合がある
痛みの部位が
・胃なのか
・腸なのか
・右側か
・左側か
・どの程度の痛みなのか
・痛みがずっと続くのか
・断続的なのか
詳しい情報が必要になります
また
大腸の運動を活発にする
ラキソベロン(ビコスルファート)など
刺激性下剤を使用すると
腸の動きが促進されるため
腹痛が起こる場合があります
(一回の投与量を評価し適切に使用する)
参考文献
介護専門職の総合情報誌
おはよう21
最後まで読んでくださり
ありがとうございました![]()






