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アラ還のサンサンと申します。
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高齢者の体調変化に気づくためのポイント(48)パートⅡ
今日はこちらの続きです![]()
≪8/10・アメトピ掲載ありがとうございます≫
前回は
バイタルサインを基本に
気づく癖を身につけよう
ということで
・バイタルサインとは何か
・体調の変化はいつも日常の中にある
・観察の基本は数字+日常の気づき
・加齢での『普通の変化』もしっかり知っておこう
・観察力は『癖』で育つ
について書きました
本日は『移動』について
観察ポイント(9/48)
について9つ書いていきます![]()
こちらの内容は
介護職に向けて
書かれている内容をまとめています
※家族介護をされている皆さまにも
参考程度にご覧になっていただけると幸いです
顔をしかめる(㌽1)
移動する際に顔をしかめる場合
身体に痛みやしびれを感じている
可能性があります
加齢に伴う身体機能や筋力低下
変形性関節症などで慢性化している
などが理由として考えられます
また、靴や衣類のサイズや
素材が合わないことによる違和感や
転倒への恐怖感などの精神的ストレスが原因の
可能性もあります
まずは痛みや不快感がないか
ふだんと異なる動作や
表情がみられないかを観察しましょう
痛みが疑われる場合は
どこに・どんな時に痛みが強くなるかを
確認してください
不安や恐怖が原因かもしれないときは
安心できる声掛けや
環境整備も大切になります
足を引きずって歩いている(㌽2)
足を引きずって歩いている場合は
筋力や関節機能の低下・麻痺・
痛みなどがある可能性があります
痛みやしびれの有無
歩行時の表情
歩きの左右差などを
丁寧に観察しましょう
歩行介助を行う際は
利用者の足の動きやリズムに
合わせた支援を心がけ
必要なら医療職やリハビリ職と連携し
安全な移動方法を検討しましょう
立ち上がり動作が不自然(㌽3)
背景に下肢の筋力や
バランス機能が低下していたり
関節痛などによって
姿勢保持が困難になっている可能性があります
また、認知機能の低下により
適切な動作の順序が
分からなくなっている可能性も
動作を焦らず観察し
利用者のペースに合わせた
声かけや支援を心がけましょう
こうした変化に気づいた場合は
必ず記録を残し
医療職やリハビリ職と共有することで
安全確保や身体状況の変化への
早期対応につながります
足が前に出ない(㌽4)
いすから立ち上がれてはいるものの
足が前に出ない場合は
痛みや筋力の低下
関節可動域の制限が考えられます
そのほか
パーキンソン病にみられる
すくみ足現象や認知機能の混乱が
背景にある可能性も考慮する必要があります
利用者が歩行動作を開始する際に
困難や不安を感じているかどうかを
確認するためには
足の動きを見つめる
立ったまま固まる
といった様子がないか見極めましょう
歩行時の重要な観察ポイントは
姿勢や身体のバランス
関節や全身の動きがスムーズかどうか
指示が理解できているかどうか
に注目することです
表情をしっかり見て
高齢者の不安に寄り添い
安心感を与える声かけをしたり
身体に触れてサポートをするなど
次の動作につなげる支援を行いましょう
姿勢が傾いている(㌽5)
立位や歩行時に
身体が左右どちらかに傾く場合は
筋力や姿勢保持機能の低下、片麻痺、
めまいなどの身体的な要因が考えられます
こうした姿勢の変化は
転倒のリスクの上昇につながるため
見逃せない重要な観察ポイントです
また、傾きをかばうようにして
歩くことで
腰や膝などほかの部位に
過剰な負担がかかりやすくなります
高齢者の身体のバランスや傾きの程度を把握し
必要に応じて歩行補助具の使用や
手引き歩行での介助も検討しましょう
数歩歩くだけで息切れ(㌽6)
体力の著しい低下や心肺機能の衰え
貧血、呼吸器疾患など
全身の状態にかかわる重大な変化が
疑われます
息切れのほかにも
呼吸器状態の変化を示す重要なサインとしたは
歩行中に口呼吸になる
顔色が悪くなる
急に話すのをやめる
肩呼吸になるなどがあります
こうした変化は
呼吸器や循環器に持病がある
高齢者にとっては
脱水や感染などの初期症状や
症状の悪化を示している可能性もあるので
より注意が必要です
本人が不調を訴えないこともあるため
表情や動作の様子をしっかりと
観察することが大切です
状況に応じで
バイタルサインを測定し
速やかに医療職への報告や
相談を行いましょう
歩く速度が速くなる(㌽7)
歩く速度が速くなると
一見すると元気になったように
思えるかもしれませんが
実際はバランスを崩しやすく
転倒のリスクが高まっている状態である
といえます
特にパーキンソン病にみられる
突進歩行では本人の意思とは関係なく
足が出続けるため制御が難しく
止まろうとしても止まれなくなったり
前のめりになってしまったりします
こうした兆候はおのずと
転倒による骨折や外傷のリスクを高めます
高齢者が安心して歩けるように
周辺環境を整え
声かけや手引き歩行の介助を行うなど
安全確保に努めましょう
同様の歩行が繰り返しみられる場合は
医療的な評価を受けてみるのもよいでしょう
方向転換ができない(㌽8)
歩いている途中で曲がるなど
方向転換の動作がスムーズにできない場合
バランス能力の低下や
認知機能の影響が考えられます
方向転換のためには
足の位置を細かく調整したり
身体の重心を安定させる力が必要です
こうした力が低下すると
トイレや脱衣所・居間などの狭い場所での
転倒リスクが高くなります
「同じ方向にぐるぐる回る」
「その場で立ち止まる」といった様子は
動作の困難や混乱のサインかもしれません
安全に方向転換できるよう
動線や家具の配置を工夫し
動作時には付き添って声を掛けるなど
環境と支援の両方から対応しましょう
歩行中にふらつく(㌽9)
歩行中にふらつくなど
不安定な動作がみられる場合
・バランス感覚や筋力の低下
・低血圧やめまい
・服薬の影響など
様々な可能性が考えられます
特に、立ち上がった直後や
方向転換の際にふらつく場合は
転倒の危険性が高まるため注意が必要です
起立性低血圧や内服薬の副作用は
日によって変動することもあります
本人が「大丈夫」といっても安心せず
歩行時の様子を継続的に観察しましょう
ふらつきが繰り返しみられる場合は
医療職と連携しながら
歩行距離や環境の整備
付き添いや歩行補助具の使用を含め
原因の特定や支援方法の見直しに
努めることが大切です
今回は「移動」の観察ポイントを9つ
紹介しました
次回はパートⅢ
「食事編」を書きたいと思います![]()
参考文献
介護専門職の総合情報誌
おはよう21
最後まで読んでくださり
ありがとうございました![]()





