1月の読書録の承前として | ricky321のブログ

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“To be, or not to be: that is the question”『ハムレット』
・世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ (坪内逍遥)
・生き続けるか、生き続けないか、それがむずかしいところだ (木下順二)
・生か、死か、それが疑問だ (福田恆存)
・このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ (小田島雄志)
・生きてこうあるか、消えてなくなるか、それが問題だ (松岡和子)
・このままこうしているべきかそれともそれをやめるべきかというのが問題で (岡田利規)
以上は、池澤夏樹『日本語のために』の「ハムレット」の項から抜粋した。現在刊行中の日本文学全集は、残すところ口語訳源氏物語の下巻のみだが、故丸谷才一へのオマージュと多大な蘊蓄を披露した、シリーズ最終巻のこの本こそ、池澤がもっとも具現したかったものであろう。
1月の読書録の中に小田島雄志『気分はいつもシェイクスピア』を入れた。小田島は、要約すると、「“To be, or not to be: that is the question”というのは極めて抽象的な表現である。これはシェイクスピアの常套手段で、最初に曖昧なことばを投げかけ、観客に疑問を抱かせておいて、次の台詞から具体的な説明に入ることも多い。」としている。

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※採点基準は、再読しても素晴らしいと思うものを5点、つまり満点とします。角田光代『八日目の蟬』や、佐藤優『十五の夏』レベルの本です。ちなみに『世界●中心で愛を■ぶ』のように、途中で投げ出し、捨ててしまうようなものを0点とします。実際には、最後まで読まないと採点出来ませんから、★の数が0というのはそもそもリストに入れません。かつて長■茂雄『野球は人生そのも●だ』も、あまりにも健康的な話で退屈してしまい、途中で挫折しました。世の中を意地の悪い見方で捉えたり、毒を吐いたりしないような書籍は嫌いです。
 それから、「私の好きな作家を小貫が貶した。許せない。」といった方が居られるかも知れませんが、好みは人それぞれですから、勘弁してください。