4月の北海道旅行。
ホテルの部屋でスーツケースを広げた瞬間、「これ、本当に閉まるのか?」とため息が出る。
今回の旅で一番の悩みは、出発地と現地の極端な気温差だ。
自宅は夏のような暑さだというのに、こちらは5度前後で冷たい風が吹き荒れている。
現地で命綱だった厚手のダウンジャケットが、帰りのパッキングではこれ以上ないほどかさばる荷物になって立ちはだかる。
そんな中、夫は「仕事が入った」とパソコンに向かったまま動こうとしない。
プランは丸投げ、現地での急な通行止めや店の休業への対応も全部私。
それなのに、旅の最後の大仕事である荷造りや片付けまでこちらに任せきりな状態に、ついイラッとしてしまう。
プランニングも丸投げだもんなぁ…。
それでいて、ネットの情報とは違う通行止めや店の定休日があると文句をいってくる。
代替案を必死に探すのはいつも私の役目だ。
結局、私は一人で持参した圧縮袋にダウンを力任せに押し込んだ。
膝で体重をかけて空気を抜く作業は、なかなかの重労働だ。
ようやくパッキングを終えて「さあ行こう」となった瞬間に「靴下がない」と言い出す夫←
脱力感。
テトリスのように詰め込み、全力で空気を抜いてカチカチに固めたスーツケースを前に、一気に疲れが込み上げる。
帰宅すれば、このパンパンに詰まった冬物の大量洗濯が待っているし。
どうせ帰宅しても片付けを旦那はやらないし。
…いや、まだ次の目的地がある。
パッキングの格闘も、予定外のハプニングも、全部ひっくるめて北海道。
残りの時間は、この圧倒的な開放感に身を任せて、北の大地を存分に満喫したいと思う。




