今回の北海道旅行は、子供たちが自分たちで企画・立案して実現させたものだ。
行きたい場所を自分たちで決め、計画を立てて辿り着いたからこそ、景色への思い入れもひとしおだ。
スタートは女満別空港。
息子たちにとっては人生初のフライトだ。
耳抜きのやり方を教え、飴や水分で対策はしていたが、次男は途中で耳が痛くなってしまった。
一時間ほどで治ったものの、少しハラハラする幕開けとなった。
お土産に買う人がいるくらい人気。
世界遺産 知床五湖
一日目。目指すは2005年に世界遺産に登録された北海道の半島。
ここは、海と陸の生き物たちが密接に関わり合う独自の生態系が評価され、世界遺産になった場所だ。
その名にふさわしく、一歩踏み入れば野生の本能が息づく別世界が広がっている。
知床五湖に到着すると、圧倒的な静けさが待っていた。
都会の喧騒を離れるにはこれ以上ない場所だ。
観光客はほとんどおらず、駐車場には当たり前のように野生の鹿が歩いている。
その光景に、子供たちは言葉を失うほど感動していた。
今回は、ヒグマのレクチャーなしで歩ける高架木道を選んだ。
五年生の長男が放った
「山と空と野生動物しかいない!」
という言葉が、この場所のすべてを物語っている。
余計なものが何もない、本物の景色がそこにはあった。
こんな世界レベルの絶景を、わずか500円の駐車場代だけで、しかも整備された木道から安全に楽しめる。
世界遺産の凄さを改めて感じた瞬間だった。
初めての飛行機を乗り越え、自分たちの力でこの景色まで辿り着いた息子たち。
五感のすべてを使って「本気の北海道」を吸収している姿を見て、この旅を実現させて本当に良かったと思う。
夜のお楽しみは、オホーツク海の幸が並ぶ寿司だ。
特にホタテ、いくら、ヤリイカ、ウニはどれも絶品で、口の中に運ぶたびに感動が広がる。
五感だけでなくお腹も満たされる、最高の締めくくりとなった。(続きます)





