今回から何回かに別けて「歯の不思議な話」をお送りします。
これは「陰陽五行」に合わせて歯と教育の話を書いたものです。ご期待ください。
【歯って何?歯から人生を考える その1】
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私は前から歯と葉は似ていると思っている。別にシャ レを言っているわけではなくて、言葉から形、そして意味まで似ていると思うのだ。それについて述べてみたい。
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歯の構造
歯の構造を眺めてみると、何層かに分れていて、いちばん奥には神経と呼ばれる部分がある。実はこの神経、本当は神経だけではなくて血管やらなにやら歯にはそぐわない柔らかい有機質がいっぱい詰まっている「歯髄」という部分なのだ。そしてその周囲には象牙質という層があるのだが、この中には象牙細管という小さな管があって、この中へと歯髄は枝を延ばしている。この形をよーく眺めてみると、まるで木の幹と枝の関係であることに気づく。そう、歯髄が幹で象牙細管が枝である。
一方、本物の木を眺めてみると歯の一枚一枚にまでこの「幹」と「枝」の関係があることに気づく。葉脈の形はまさにこのものズバリとなる。こういう風に、大きなものから小さなものまで一定の基準に整った形をもつものを「フラクタル」と言い、木でも海岸線でも、雷でも、そして細胞から宇宙までフラクタルにできているのだ。
注目したいのは、ひとつの形にはひとつの意味があるという西洋神秘主義の考えた方だ。「同種療法」という治療法があって、似ているものは似ているものに効くノという治療法だが、これも同じである。
たとえば、クマザサという草があるが、この繁殖がガン細胞の繁殖の仕方に似ていることから、ある種のガンに薬効があるというのだ。
私が言いたいのは、木や葉に似ている「歯の意味合い」とは何かということだ。
木は土に根を貼り、大地を潤したり、枯らしたりする。人体での歯が木に相当するなら、大地とは人体そのもの、もっと言うならば胃腸などの消化器官である。歯によって食物はとらえられ、大地である消化器官がそれを受け取るノ。木と大地のもちつもたれつの関係が歯と消化器官にも見て取れるのだ。
東洋医学の基本概念である「陰陽五行説」では人体の消化器官を「土」(ど)というグループ名でとらえている。まさに「土」(つち)なのである。一方の歯は「木」(もく)だったり「水」(すい)だったり、その局面によっていろいろなとらえ方をすることになる。
注目したいのは、「木」と「土」の関係とは陰と陽が結びつく初めの一歩という事だ。これがどういう事なのかは、また次回に譲るが、陰陽の結びつきという、この世界の原初の意味合いが歯に隠されているという事をじっくりと味わってほしい。
ただ、食べる為のものではなく、人間存在としての大きな役割がここに隠されているのだノと言うならば、ちょっと大げさに聞こえるであろうか?