東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ、院長のかとうようこです。
患者さんのお身体をみていて、発見する青あざ。
ご本人に尋ねても身に覚えがないことがほとんどです。
「いつの間にか青あざができている」
「軽くぶつけただけなのに、前より跡が残る」
年齢を重ねると、こんな経験が増えてきます。
実はこれ、気のせいでもついうっか注意力の低下でもありません。
皮膚の中にあるとても細い血管=毛細血管が、
年齢とともに弱くなっていることが原因の一つなのです。

皮膚を支えているのは「毛細血管」
皮膚に酸素や栄養を届けているのは、毛細血管と呼ばれる細い血管です。
この血管が元気だと、皮膚は丈夫で回復も早くなります。
ところが研究によると、40代後半頃から、この毛細血管の働きが少しずつ低下していきます。血管がもろくなると、ちょっとした刺激でも内出血しやすくなり、青あざができやすくなるのです。
血管が弱くなる理由がわかってきた
最近の研究で、血管は
・血管の内側の細胞
・血管を支える細胞
がしっかりくっつくことで、丈夫さを保っていることがわかってきました。
この「くっつき」を助けているのが、Tie2(タイツー)という働きです。
ところがこの働きは、年齢とともに弱くなることが確認されています。
つまり、
血管を安定させる働きが低下
↓
血管が不安定になる
↓
青あざや肌の弱さにつながる
という流れです。
血管を元気にする成分として注目された「桂皮」
資生堂と大学の共同研究では、200種類以上の天然成分を調べた結果、
桂皮(シナモンの原料)に血管の働きを助ける作用があることが見つかりました。
桂皮は、昔から漢方薬に使われてきた生薬です。
「体を温める」「血の巡りを良くする」と言われてきましたが、今ではその理由が、
血管を支える働きとして科学的に説明できるようになってきました。
昔の知恵が、今の科学で裏づけられてきた
漢方では、血の巡りを整えることで体や肌を守る、という考え方があります。
最近の研究は、それが決して感覚的な話ではなく、
血管の健康を守るという、とても現実的な話だったことを示しています。
知らないうちにできている青あざの正体は、
ざっとまとめると、
・年齢とともにできやすくなる青あざは、血管の老化のサイン
・皮膚の毛細血管が弱くなると、肌も傷つきやすくなる
・桂皮(シナモン)は、血管の働きを助ける成分として研究されている
・昔からの漢方の知恵が、科学で少しずつ説明できるようになってきた
というお話でした。
年齢とともに起こる体の変化、
知っておくだけで、無駄に不安にならずにすみますね。
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