東京日本橋にある鍼灸治療室クリスタ、院長のかとうようこです。
最近、患者さんの問診でこんなお話を伺うことがあります。
「子どもにカッとなってしまうんです」
「夫に強く言ってしまって後で反省します」
「本当は怒りたくないのに止まらなくて……」
更年期世代の女性に限らず、こうしたご相談は少なくありません。
実は私自身も、更年期の頃には似たような経験がありました。
些細なことでイライラしたり、
言いすぎてしまったあとに落ち込んだり。
怒りという感情は、思っている以上にエネルギーを使うものです。
わたしは東洋医学を学んでから、この「怒り」の見方が少し変わりました。
怒りはなんとなく性格の問題として片づけられがちですが、東洋医学では体の状態と深く関わるものとして考えます。
たとえば東洋医学には「肝(かん)」という考え方があります。
肝は気や血の巡り、感情のバランスと関係が深いとされ、ここがうまく働かなくなるとイライラしやすくなったり、感情が不安定になったりすると考えられています。
もちろん怒りの原因はひとつではありません。
・忙しさや疲労
・睡眠不足
・更年期による体の変化
さまざまな要因が重なっていることもあります。
ただ、
「なぜこんなにイライラするんだろう」
と感じたとき、
気持ちだけで考えるのではなく、体の状態にも目を向けてみる。
そんな視点を持つと、少し見え方が変わることがあります。
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怒りを無理に抑え込もうとしなくても大丈夫です。
まずは今の体がどんな状態なのかを知ること。
東洋医学には、そのヒントがたくさんあります。
この「こころのツボ、からだの声」シリーズでは、感情と体のつながりを東洋医学の視点から読み解きながら、日常で取り入れやすいセルフケアもご紹介していきます。
怒りも、不安も、落ち込みも。
体から眺めてみると、また違った景色が見えてくるかもしれません。
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