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 久しぶりに読んだ須藤元気の著作。須藤元気自身が、「どう生きたらいいのだろう・・・」と、真剣に取り組んできた様子は、他の著作にも見ることができるけれど、本書は、それらのまとめ版のような作品だろうか。簡潔な文章で綴られているところがいい。2011年1月初版。

 

 

【タイトル改題】
 僕たちは人生のストーリーを、自分で書きかえる自由がある。
 自分自身に限界をつくらないことで、大きな自由を手にすることができるのだ。その秘訣は「今日が人生最後の日」だと意識することである。
 僕は2006年にプロの格闘家を引退してからも、「今日が人生最後の日」だと思って、自分が心から好きなこと、やりたいことは何かと、心に問いかけ生きている。
 今日が最後だとしたら、あなたは何をするだろうか?
 いますぐやりたいことをやろう、会いたい人に会いに行こう、そうやって行動に移すはずだ。人にふりまわされる人生なんていますぐやめて、心の声に耳を傾けるはずである。
 すると、ただの石ころのように思えた「残りの人生」は、ダイヤモンドのように輝きだす。(p.4-5)

 ・・・中略・・・。
 毎瞬毎秒を楽しく生きることが悩みとサヨナラし、人生で成功する最大のコツである。
 そう、今日が人生最後の日でもいいと思って生きるのだ。
 あなたの未来は、いまこの瞬間の積み重ねでできあがる。
 いまを楽しめば未来も楽しいが、いま悩んでいれば未来も悩みに満ちることになる。(p.6)
   《参照》  『無意識はいつも君に語りかける』 須藤元気 (マハジンハウス)
            【 “ただいま” に生きる】

 

 

【「もの」を手放す】
 僕は一日一個、「もの」を手放している。
 何を手に入れるかより、何を手放すかの方が大事だ。
 古いものや使わないものは古い振動数があるので、自分自身のエネルギーを奪うものだと考えている。(p.22)
 いわずもがなの断捨離のすすめ。
 ドミニック・ホーロー著『シンプルに生きる』(幻冬舎)には、「ある有名な写真家が世界中を巡って調査した結果、住民一人当たりの所有物の平均は、モンゴルで300個、日本では6000個」という記述がある。日本人は、モンゴル人の20倍幸せかというと、そんなことはないだろう。
 つまり、ものの数と幸せは比例しない。むしろ自由に生きることの妨げになるといっていい。(p.25)
 著者の主旨は、心と行動の自由さを確保するためなのだけれど、平均値を超えて異常に「もの」に囲まれて生きていることに無自覚な人は、愛を知らない人である可能性が高い。幼少の頃、愛情を注がれてこなかったことの補償作用である。つまり、無形の「愛」が得られなかった場合、それを有形の「もの」で埋め合わせようとする。
 また
 産業が興り経済が発展し「もの」が溢れるようになると、常備は標準となり、やがてこれらを失うことの恐れへと転移してゆく。この過程で、心の自由度は狭まり、逆に貧しくさえなるのである。
 「人間本来無一物」が基本。
   《参照》  『土に命の花咲かそ』 加藤登紀子 (サンマーク出版)
            【貧しいアフリカ人が、ヨーロッパ人を貧乏と呼ぶ正しさ】

 

 

【「ありがとう」の効果】
「ありがとう」には、心のデトックス(解毒)効果がある。
 嫌なことがあったとき、試しに100回唱えてみるといい。心が浄化されていくのがなんとなくわかると思う。
「ありがとう」という言葉は、もともと「有ることが難しい」という意味で、英語でいうと「サンキュー」よりも、「イッツ、ミラクル」に近い。
「ありがとう」は、奇跡に感謝する言葉だからだろう。
「ありがとう」を意識的に唱えることで、「大病が治った」などの奇跡を報告する人は後を絶たず、小林正観氏(心学研究家。年齢×1万回ありがとうを唱えると、奇跡が起こると提言している)をはじめ、何十万回も唱えることを推奨する人も多い。(p.30-31)
 日本のウォーレン・バフェットと言われた竹田和平さんもそのひとり。
   《参照》  『花咲かじいさんが教える「人」と「お金」に愛される特別授業』 竹田和平 (PHP)
            【「徳」を積むための、一番簡単な方法】
 僕が2005年、四国でお遍路に挑戦していたときに唱えていたのも、この「ありがとう」だった。(p.31)
   《参照》   『幸福論』 須藤元気 (ネコ・パブリッシング)
              【ありがとう】
 最終的に唱えた数は、21万と90回(カウンターで数えていた)。いまから振り返ると、僕の思考パターンが自分でもはっきりとわかるくらいに変わってきたのはこの時期(2004~2005年)である。(p.31)
   《参照》   『誰も知らない開運絶対法則』 白峰・有野真麻 (明窓出版) 《前編》
              【ありがとうございます】
   《参照》   『「ありがとう」は魔法の言葉』  佐藤富雄  宝島社

 

 

【結婚相手を見つける方法】
 自分が自然体でいられる、人生の伴侶となるような女性と出会うにはどうしたらいいのだろう。
 考えただけではどうにもならないと思った僕は、CMの契約が決まったときのような、神がかった幸運をイメージして、「ありがとう」ノートを使うことにしたのである。
「この一冊を全部『ありがとう』で埋めたら、必ず素敵なパートナーが見つかる」
そう願って、時間を見つけてはノートに「ありがとう」を書き続けた。そして、ノートを「ありがとう」で埋めた直後のクリスマス・イヴに、いまの奥さんと出会うことができたのである。
 世間には、すっかり婚活という言葉が定着した。しかし、理想の相手と結婚したいなら、駆け引きの多い婚活パーティーに参加するよりかは「ありがとう」を書きまくるほうが、はるかに効果的である気がする。(p.34)
 ソウルメイト探しにも抜群の効果を発揮するだろう。
 時が徐々に迫りつつあるだけに・・・。

 

 

【本で読んだことを教える】
 僕はかなり本を読む方である。本を読むときは、気になるページには折り目をつけていき、いいと思った言葉やキーワードをノートの書き出すことを習慣にしている。
 そして、「これはいい!」と思ったことは実践するとともに、人に教えるようにしてきた。(p.66-67)
 チャンちゃんがこの読書記録を書き残すようになった経緯も、まったく同様である。
 メールでも口頭でもいいのだが、学んだ知識をアウトプットすると、知識が定着して自分のものになる。
 誰かに教えるときの「わかりやすく伝えよう」とする行為が、知識の定着を促進するのだ。逆に言えば、誰かに教えられないということは、知識が身についていない証拠でもある。(p.67)
   《参照》  『段取り力』 齋藤孝 (筑摩書房)
            【書くのが苦手という人のために】
   《参照》  『読書力』 齋藤孝 (岩波新書) 《後編》
            【本を読んだらとにかく人に話す】
   《参照》  『神はテーブルクロス』 須藤元気 (幻冬舎)
            【読書の目的とは?】
            【オニューのパンツと同じくらい・・・】

 

 

【愛を起点とする】
 この世界は大きく分けると、愛か不安しかないと言い切っていいかもしれない。
 愛で満たされている人はすべての行動が愛から始まるし、不安な人は全ての行動が不安から始まる。
 不安な世界で生きるか、愛に包まれた世界で生きるかは、あなたがこの世界をどうとらえるかにかかっている。(p.136)
 「愛」の反対語は「憎み」ではない。「怖れ(不安)」である。
 この世界はすべて自分の投影物だということに気づけば、愛を起点として考え、行動するはずである。世界はばらばらなものではなく、すべてが自分とつながっていることを感じられるはずだ。
 今日から思考、言葉、行動を、愛を起点としてみよう。いますぐあなたは愛に包まれるはずだ。(p.137)
 スピリチュアルを射程に捉えている人々なら、「すべては一つ」という世界を理解している。
   《参照》  『180度の大激変』 船井幸雄 (徳間書店)
             【ホ・オポノポノ】
             【ゼロの状態で全体を生かす】
 下記リンクから、ホ・オポノポノに関連する著作にいくつもリンクしています。
   《参照》  『ウニヒピリ』 イハレアカラ・ヒューレン (サンマーク出版)
   《参照》  『神はテーブルクロス』 須藤元気 (幻冬舎)
             【偉大なる愛】

 

 

【すべてはひとつ】
 すべてはひとつ。すべては自分とつながっている。
 そう捉えることができれば、女性、男性、外国人、日本人、会社員、フリーター、賑やかな人、静かな人・・・出会う人それぞれの個性は、自分が「いい」「悪い」を判断するためのものではないと思える。
それらの人々は地球上にある「愛しく美しい表現のひとつ」にすぎないと感じることができるのだ。
そして、すべての人に愛を持って接することができるようになる。すべての人も愛を持ってあなたに接するようになる。(p.182)
   《参照》  『地球人革命』 松久正 (ナチュラルスピリット) 《前編》
            【「すべてはひとつ」という認識】
            【治らない2つのパターン】

 

 

【常識とは、偏見のコレクションである】
「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションである」
 これはアインシュタインの有名な言葉だが、人は両親や友人やまわりの環境から得た価値観に合意し、自分だけの常識をつくりあげていく。(p.168-169)
 この記述は、「短所を信じない」という章の中で語られている。
 身近な人たちの価値観に従っていると、それに則した常識が醸成され、自分の特異性や個性は往々にして短所であると思い込まされてゆく。しかし、短所や常識という思い込みは、個人や社会の進化を制限し、自由への解放を阻止する因子として機能しているものなのである。短所は視点ないし環境が変われば長所にすらなる。日本の常識が世界の非常識であることなどザラにある。
 青年期までに形成された、社会意識や常識といった概念が盤石であり過ぎると、その社会意識や常識を活用して大衆を支配している連中がいるのだということにすら気づけず、洗脳された意識に呪縛されたまま生涯を奴隷のように生き通すだけの人生になってしまうのである。
    《参照》  『地球人革命』 松久正 (ナチュラルスピリット) 《前編》
            【地球社会で築かれてきた「常識」と「概念」で生きてはダメ】

 

 

【「あとがき」に書かれていること】
 同級生二人の死は、僕に大きな気づきを与えてくれた。
 それは、生きているのがつらい時があったとしても、他人の言葉や自分の思い込みで悩みの海に飲み込まれてはいけないということだ。
 誰もが必ず愛に満ちあふれる人生を歩むことができる。

 だからあなたも毎瞬毎秒でベストを尽くして、今を生きてほしい。毎日が最後の日だと思ってベストを尽くして生きれば、毎日を新しい自分で生きることができるのだ。

 少し照れくさいがあえて言おう。
 今日はあなたの誕生日だ。おめでとう。 (p.188-189)
 『今日が残りの人生最初の日』

 

<了>

 

  須藤元気・著の読書記録

     『今日が残りの人生最初の日』

     『レボリューション』

     『愛と革命のルネサンス』

     『幸福論』

     『バシャール スドウゲンキ』

     『神はテーブルクロス』

     『風の谷のあの人と結婚する方法』

     『無意識はいつも君に語りかける』