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 勝間さんと、表紙に掲載されている方々との対談が掲載されているけれど、ぜんぜん『すごい女子会』ではない。表紙の左下に、「男子は読まないでください。注 ショックを受ける場合があります」とあるけれど、ショックなんて全然受けなかった。「あっ、そ」と思うだけである。2011年9月初版。

 

【「女らしさ」の追求は、やめましょう?】
 「婚活の優先順位」などのデータを見ると、依然として男の人たちは相手に「優しさ」とか「和み」とかを求める傾向があるようです。しかし、女性がやりたいこととそれらの要素は合致しません。男の望むことと女の望むことがミスマッチになっているのが今の時代と言えるでしょう。
 だから女性たちは、幻想でしかない「女らしさ」を追求するのはやめましょう。そして、自分のやりたいことを貫くべきです。好き勝手なことをやっても、それなりに結婚はできるものですから。(p.4)
 女性が、自分のやりたいことを貫いたり好き勝手なことをやることと、「優しさ」や「和み」に象徴される「女らしさ」の維持は、二律背反の関係にはないと思うけど、何で勝間さんはこう考えるのだろう。わからん。
 そもそも、「優しさ」や「和み」を欠いたら、男女を問わず日本人として生まれてきたことの最大のメリットを活かせなくなってしまう。
    《参照》   『女神と鳳凰にまもられて』 暁玲華 (アメーバ・ブックス) 《前編》
              【女性の生き方】 【日本の力 “和” 】

 

 

【暇をもてあましている人の美辞麗句?】
勝間  若い人がよく口にする「自分探し」って、どう思いますか?
西原  「自分探し」っていうのは、人を惑わせる言葉なのよ。「ほんとうの自分を探して、やりがいのある仕事をしよう」って、ふざけるなと言いたい。そういうのは、衣食足りて暇をもてあましている人の美辞麗句ですよ。 (p.26)
 確かに、「自分探し」という言葉が流行していたのは、バブル盛んなりし頃だった。明日の生活がままならない状況下で「自分探し」なんて言ってられるはずがない。
 でも、「ほんとうの自分を探して、やりがいのある仕事をしよう」ではなく、「ほんとうの自分を探して、魂が望む生き方をしよう」としている人々は、今も決して少なくないだろう。その場合はむしろ、「お金」という基準を取っ払って、真摯に生き方を模索しているんだろうから、「ふざけるな」の対象にはならないだろう。
 西原さんの著作を読むと、本当に「お金」の持つ意味が大きいことは分かるけれど、そこそこお金があるのに、何ら自らの魂に向かうのではなく、まだ人から貪り取ったり美食のために過剰に費やしているだけの「カネカネ人間」たちの方が、遥かに魂の希求を封印し偽の人生を生きているだけのゾンビだろうと思う。「人生=カネ=仕事」とは思っていないチャンちゃんは、そういう生き方をしている「カネカネ人間」に対してこそ「ふざけるなクズ!」と言いたい。
    《参照》   『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 西原理恵子 (理論社)
              【カネの話は下品なのか?】

 

 

【お金があれば長命】
勝間  最近、衝撃的なデータがありました。女性の寿命の長さは、あまり地域や仕事に関係ない。ところが、男性の寿命は地域や仕事が関係するんです。たとえば、どこに住んでいる男性の寿命が長いと思いますか?
西原  どこだろう、東京は短いと思うなあ。長野県あたりかな。
勝間  長野と思いますよね。ところが違うんですよ。第1位は神奈川県横浜市青葉区。いわゆる高級住宅街です。つまり平均所得が高い人たちが住んでいるところですね。ほかにも東京都港区とか、東京都中央区とか、高級住宅地ほど男性は寿命が長いんです。(p.29)
 じゃあ、チャンちゃんは地方の田舎に住んでいてお金持ちじゃないから長命じゃないだろう。それで十分。そもそもチャンちゃんは、この地球という星を去る時を決めて来ている。

 

 

【なぜ働くのか?】
西原  保育園組のお母さんたちって、ベビーシッター代とか保育園代が自分の給料を上回っていたりしますからね。なぜ、それでも仕事を続けるのか。それは、これから両親の介護もあるからです。もし介護が必要になったら、・・・中略・・・。もしかしたら離婚するかもしれないけど、そのためにも絶対にお金が必要になる。だから、今ちゃんと働いていなければならないんです。
勝間  みんな勘違いしているんですよ。自分がなぜ働かなきゃいけないかと言えば、ほんとは自衛のためです。年金以上に大事なんです。(p.50)
 将来に備えてカネ、カネ、カネ・・・・。
 基本的に大きく狂ってる。
 完全に先進国病。
 そんな考え方が普通になってしまっている社会は、もう終わりにしてもいいだろう。

 

 

【女は、化粧と髪型で・・・】
勝間  女は、化粧と髪型でほとんどのことが解決するってよく言いますが?
倉田  おっしゃるとおりですよ。でも、絶対に女らしさを売り物にしたくないと凝り固まっている人は、そこすらも変えたくないと意固地になりがちですからね。・・・中略・・・そのあたりをもう少し柔軟にした方が、本人も得するんですけど。(p.69-70)
 この本に登場する、女性成功者と言われる方々は、化粧と髪型がみんな完璧。

 

 

【福利厚生ではなく経営戦略】
勝間  ワーク・ライフバランスっていうと、3~4年前までは、福利厚生の一環として、社員をもうちょっと健康管理しようとか、子育ての時間をあげようとか、わりとそういった発想だったと思います。でも今はどちらかというと、創造性とか生産性のほうで捉えられていますよね。
小室  企業が今、利益を出せない理由のいちばんの原因がそこなんですね。そのことにようやく気がついた。「これって福利厚生なんてレベルじゃなくて、経営戦略として取り組まなければならないんじゃないの?」という問題意識ができた。それが2007年前後のことで、この時期を境にガラッと変わったというイメージがありますね。(p.90)
 なぜ2007年かというと、団塊世代のいっせい退職が始まった年だから。
小室  ある企業さんは、毎年3000人が定年退職して、採用数は毎年90人しかいないんですよ。
勝間  どうやってその差を埋めるんですか?
小室  その差の2910人分の仕事は、すべて中堅社員の上に乗っかっているわけです。だから中堅社員は、毎年凄い仕事量が増えていって、・・・中略・・・、その結果、どんどんメンタル面での問題が発生していくことになるのです。(p.91-92)
 この数字にビックリするけれど、3000人分を90人でこなせるわけはない。
 2007年頃は「闇の支配者」の意向に則していた小泉改革による影響がもろに出てきて、戻りの効かない格差社会が定着してきた頃だったから、退職者と正規採用の人数差の多くは非正規雇用で埋め合わされていたはずである。
 中堅社員にメンタル面での問題が増えたのは、仕事量が増えたからだけではないだろう。それまで共に正社員として働いていた仲間が、ある日突然、正社員と非正規社員に分けられたという露骨な状況があったのである。これが原因となっていたコミュニケーション不成立による作業渋滞の責任が、双方を苦しめていたのである。
 でもまあ、このような特殊状況下でなくても、コミュニケーション不足はどこでも普通にあって、これが仕事の 『見える化』 を阻み、非効率の原因になっていることは、よくあることである。
 その他に、エクセルの関数を知らないばかりに作業渋滞を起こしていたという例が記述されているけれど、こういうのは原因を知ったら愕然というか憤然とするだろう。エキパキと仕事をしなければならない民間企業では、勘弁してほしい事態である。こんな前時代的なトロトロした作業でもいいのは、椅子に座っていることだけが本業である公務員くらいである。

 

 

【勝間和代・倉田真由美の温泉旅館番組】
勝間  アナウンサーはやってはいけないこと、禁止されていることはあるんですか?
松丸  水着はダメです。
大江  水着と入浴とかはだめですね。・・・中略・・・。まあ、見苦しかったりしますしね。
勝間  私、テレビ東京の番組で入浴しましたよ。・・・中略・・・。
    土曜の番組で倉田真由美さんと一緒で、20分くらいですけど。
松丸  その入浴シーンで視聴率がグーンと上がったんですよ。
勝間  ぜんぜん違いますよ。
松丸  そうなんですよ。実際にデータを見ると上がっていました。
勝間  怖いもの見たさですかね(笑)。
 チャンちゃんは、この番組をたまたま見ていた。はっきり覚えている。
 印象に残っているのは、入浴シーンなんかじゃなくて、温泉旅館に入る前に、勝間さんがマッキンゼー頭さながらに、左脳的数理解析で温泉経営に関することをウジャウジャ語り出したら、右脳仕様の倉田さんがモロに“嫌そ~~~な顔”をしていたのが実に可笑しかったからである。
 温泉に浸かっていながら、マッキンゼー頭全開で喋り出されたら、チャンちゃんだってお湯に沈んで息が続く限り浮き上がってこないだろう。

 

 

  勝間和代・著の読書記録

     『すごい女子会』

     『本当に読んでほしい本150冊』

     『読書進化論』

 

  倉田真由美・著の読書記録

     『喫茶店で2時間持たない男とはつきあうな!』

 
<了>