気が付いたら前回の記事から1年近く経っている。
毎日があっという間に過ぎていってしまう。
父もグループホームに入居して丸3年が過ぎた。
私は仕事の合間に月に3~4回のペースで面会に行っている。
父はこの3年の間で自立歩行が出来なくなり車椅子となった。
食事もお箸の存在が分からなくなり、全介助でしか食べられなくなった。
入居後すぐに尿路感染症からの腎盂腎炎にかかり、
しばらく入院をしていたのだけれど、そのころから激しい歯ぎしりが始まり
歯がすり減ってしまった。
減ったというより、もうほぼなくなったに等しい。
歯医者さん指導のもと、マウスピースも準備したけれど太刀打ちできなかった。
そんな状態なので、食事も舌で押しつぶせる一口大サイズのものを
準備してくださっていたのだけれど、最近はそれも押しつぶさなくなり、
みじん切りに変更したと報告を受けた。
本当に何から何までしていただいて、施設の方々には感謝しかない。
私に出来ることは面会のときに、父の好きな甘いものを持っていくことくらい。
食べることに関しては、そんな感じでもうお団子やお餅も無理なので、
小さめのプリンやゼリーなんかを出来るだけ毎回種類を変えて
2つずつ買っていくようにしている。
手ぶらで渡すわけにもいかないので、
100均で買った茶色の紙袋に毎回入れて持っていくのだけれど、
つい先日の面会のとき、その茶色の紙袋を見て自分からすっと手を伸ばした。
いやもう「お父さん来たよ~」って声をかけても
「うーん」なのか「ふーん」なのか、最初の一言だけで
あとはいろいろと話しかけても返事が返ってくることは100%無い。
ただ耳が悪いわけではないようで、
施設の方で耳元で大きな声で話しかけられると明らかに不愉快な顔をする。
ガサツな動作で大きな音を立てられるのも不愉快な顔をしている。
元気だったころと同じ。雑なのが苦手な父のいつもの反応。
でも不愉快な顔をするだけで声に出すとか、身体で何かを指し示すことはない。
そんななかでお菓子と認識したのか手を伸ばしたので
施設の方も私もびっくり。
やっぱり何もかも分かっていない訳ではない。
お菓子を楽しみにしてくれていたのだと思うと、ちょっと嬉しかった。
また買ったことのないものがあれば買っていこう。
私が来ればお菓子もやってくる。と覚えてくれているならば。