おはようございます。
世界に日本の神さまの素晴らしさを伝える、
作家 荒川祐二です。
六月の終わり。
一年の半分を、
あなたはもう歩いてきました。
うまくいった日も、
迷った日も、
誰にも言えない痛みを抱えた日もあったでしょう。
知らず知らずのうちに、
人の心には、
埃のように疲れや後悔が積もっていきます。
だから昔の人は、
六月最後の日に、
夏越の祓 を行いました。
罪や穢れを祓い、
残る半年を清らかに迎えるために。
けれど本当に必要なのは、
「完璧な自分になること」ではなく、
「不完全な自分を、もう一度受け入れること」なのかもしれません。
カントは、
「人間の尊厳は、
他人だけでなく自分自身を目的として大切に扱うことにもある」と考えました。
あなたは、
自分に対して優しくできているでしょうか。
頑張れなかった日を責めていませんか。
疲れた心に、さらに鞭を打っていませんか。
六月三十日。
今日は、
半年間の自分に向かって、
ひとこと言ってあげてください。
「よくここまで生きてきたね」と。
それだけでいいのです。
雨に洗われた夏の空のように、
心もまた、
許しによって澄んでいきます。
終わりは、
何かを失う日ではありません。
新しい後半の人生へ、
軽やかな足で渡っていくための、
静かな橋の日なのです。
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