長男が面接前夜に「足が動かない」と固まった夜 | 金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

不登校・登校しぶりの親が、気持ちの「聞き方」を改善すると不登校に振り回されなくなります。
石川県金沢市を中心に、安心感を得る聞き方講座や相談を開催。
気持ちを聞くと不登校の子どもが救われ、同時に親自身も安心。子どもとの信頼関係を取り戻せます。

こんにちは。

薮内(やぶうち)ゆかりです。

 
ゆかりんと呼ばれております。

 

 

「足が動かない」

 

面接前夜、長男がドアの前で固まりました。

 

 

 

 

無事、長男の入試が終わりました。

 

 

1日目は、3時間の筆記試験。

2日目は、2時間の筆記 + 面接。(弁当アリ)

 

 

 

2日目の前夜~翌朝までも、これまたすったもんだがありましてね。

 

今日はその話を書きたいと思います。

 

 

 

面接前夜、長男がドアの前で固まった

 

1日目が終わった夜に、

 

「面接の入退室の練習だけする」

 

と話していたので、下の子たちに寝室に行ってもらい、リビングでやろうとするんですが、私が

 

「準備できたらもういいよー」

 

と言っても、なかなか入ってこない長男。

 

 

 

んんん?

 

 

 

ドアを開けると固まって下を向き、一点を見つめている長男がいました。

 

 

 

あぁぁ、フリーズしてる…。

 

 

 

 

顔を見た瞬間、過去がよみがえった

 

私は一瞬で小学校の時のことがフラッシュバック。

 

 

 

職員玄関で固まったとき。

家の玄関で固まったとき。

 

 

 

これまでに学校に行けなくなったときと、同じ顔してる。

 

 

 

 

やばい。

 

 

 

私の体はサーッと冷えて、頭が真っ白になって、一瞬で最悪のストーリーが頭を駆け巡りました。

 

 

 

あぁ、私の中にもまだあの記憶は、長男の顔を見てすぐに思い出すくらい、傷つきとして残っているんだなぁとチクッとしました。

 

 

 

 

試験前夜に追い込みたくない、やる気を無くさせたくない。

 

それは親として大切にしたい、大きな1つでもありました。

 

 

 

 

 

焦った私は、顔を覗き込んで、

 

「どうした?」

 

と聞いたんです。

 

 

 

和ませるために、ちょっと変顔もしました←

 

 

 

少しクスッとはして、

 

 

「足が動かん」

 

 

と、言う長男。

 

 

私「そっかぁ。足が動かんくなったんやね」

 「こわいね」

 

 

うんとも言わないけど、きっと認めたらもっと怖くなりそうだったんだと思います。

 

 

思春期だしね。
親の言うこと、素直に

 

「そう」

 

って言いたくないお年頃(笑)

 

 

 

そのあと、ソファに座って落ち込んでいる様子だったけど、ぽつぽつと話し始めたので、なんとか固まりは溶けたんだろうな。

 

 

 

 

もう時間は23時。

 

 

 

面接練習した方が安心かなとは思ったけど、早く寝ることも大事。

 

 

 

練習させるか、任せるか

 

私は迷いましたが、そこで本人に任せることにしました。

 

 

やってもいい。
やらなくてもいい。

リビングで一人でブツブツ言ってもいいし、そこに私が必要ならいる。

いない方がいいなら、私お風呂行く。

 

 

すると、

 

「おかーちゃん、お風呂入っていいよ」

 

と言われました。

 

 

 

その通りにしました。

 

 

 

ただ私は、

 

「頭の中で考えるのと、口に出すのとは違うからね」

 

とだけ伝え、どうするかは長男に任せてお風呂へ。

 

 

 

 

正直ね、それでも気になって仕方なかったです。

 

 

 

任せたけど、怖さは6割くらいあったと思う。

 

 

何もしていなかったら余計に気になるから。

なんか言っちゃいそうだから。

 

 

お風呂という、やることがあるのは好都合でしたね。

 

 

 

翌朝、長男が聞いてきたこと

 

そして翌朝。

 

 

 

弁当を作り終え、バタバタしていると、夫から長男に

 

「行くぞ」

 

の声。

 

 

もう家を出発するのかと思って、見送りするために私はあわてて着替えていました。

 

 

 

そしたら長男の方から、私のいた脱衣所まで早歩きで来て、いきなり訊いてきたんです。

 

 

 

「相手の高校のことを言う時って、なんて言えばいい?」

 

って。

 

 

 

正直、嬉しかったです。

 

質問の中身云々じゃなくてね。

 

 

 

そのとき、こう思いました。

 

 

あぁ、ちゃんと自分ごととして考えているじゃないか。

困ったとき、ちゃんと頼ってくれるじゃないか。

 

 

その瞬間、体がポカポカしてじーんと温かい気持ちになりました。

 

 

 

私は、長男の言い方で良いと返事しながら、

 

「もしもね、そう言えても言えなくても平気だからね」

「どんな言い方でも大丈夫」

 

そうは言っても、直前に緊張して忘れることもあるから。

 

 

言った通りに言えなくても、どんな言い方でも、長男が考えて言った言葉なら別に大丈夫だよと思いながら。

 

 

 

少し安心したようで、それでも緊張の面持ちのまま出発していきました。

 

 

 

なんとか2日目が無事終了し、お迎え後は晴れやかな解放感を帯びた顔をしていましたよ。

 

 

 

あとから気づいたこと

 

あとから、思ったんです。

 

 

長男は、困った時に助けを求められる子に育っているということ。

 

そして、私は頼られる存在になれているってこと。

 

 

そしてもう一つ。

 

長男が自分ごととして、考えられていたこと。

 

 

 

成長したなぁって。

 

 

 

 

長男がドア前で固まったとき、私は

 

“またあの時の顔だ”

 

って思った。

 

 

でもそのあと長男は

  • ソファでしゃべり出して

  • 朝質問してきた

 

つまり、同じ顔でも、同じストーリーではなかったんです。

 

 

体は一瞬『過去』に飛んで。

でも現実は、ちゃんと『今』で進んでいる。

 

 

その違いを、体感しましたね。

 

 

 

 

あとね。前夜、私は別に、

 

「手放そう」

 

って思って、手放したわけじゃなかったんだよね。

 

 

 

むしろ怖かった。

 

フラッシュバックして体も固まったし。

 

気にしないためにお風呂にも入ったし。

 

 

 

でもこれは長男の問題だし、これ以上追い詰めたくないとは思っていた。

 

 

 

そしたら、結果として。

 

長男は自分の問題として考えていたし、長男自身に主導権があったのかなと思うんですね。

 

 

 

だからこそ朝、自分で考えて自分から質問しにきた。

 

 

面接練習は、「させられているもの」じゃなかった。

 

面接をする前提での質問だった。

 

 

 

自分ごととして捉えていたとその質問で思えて、心の底から嬉しく思いました。

 

 

 

 

あぁ私、子どもの問題を奪わないですんだんだな。

 

あの時、「手放し」てたんだな。

 

 

 

昔の私だったら、不安からどれだけ遅くなっても練習させてた気がします。

 

それだと、ずっと私の問題のままだったかもしれないよね。
 

 

 

 

そう思うと、

 

あぁ私も少しずつ、長男と共に成長してきたんだな

 

って思いました。

 

 

 

手放すの、怖かったけどね。

 

 

手放すって、突き放しでも放置でもない。

 

関係は切らずに、主導権を子どもに返すこと。

 

 

 

私が、

 

「大変!これさせなきゃ!」

「させるべき!」

 

ってやっている限りは、“ 親の問題 ” になっちゃって、子どもが自分ごととして考える隙すら与えない。

 


でもこれ、親はどうしてもやりがち。

 

生活のことも。
勉強のことも。

 

こうさせた方がいいんじゃないかって。

 

 

もちろんそれは、愛情から出てくる言葉なんだけどね。

 

「この子が幸せに生きてほしい」
 

そう思うからこそ、つい口も手も出る。

 

 

でも、こちらが必死になればなるほど、子ども自身が考えなければいけない問題を親が奪い取ってしまうこともある。

 

 

 

手放すって、親の側はめちゃくちゃ怖いよね。
 

だって未来が見えないから。

 

 

 

でもその怖さを少しだけ引き受けたとき、子どもに“自分で考える余白”が戻るのかもしれないです。

 

 

 

今回の出来事から、体感としてそう思いました。

 

 

 

 

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最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

 

薮内 ゆかり

 

 

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