
前回のブログ記事で、「自信を持てない気持ちを改善する方法」という題でお話をしました。
今回もそれに関連して、「自信」についての話です。
あなたは、「どうせ私には無理…」「どうせ私には向いていない…」「少しやっただけで、少し失敗しただけで、私は…」といった決めつけをすぐにしていませんか?
「どうせ私なんて」「どうせ私は何をやってもダメなんでしょ」「私がやることはどうせ誰も評価してくれない」と、自分に自信がない、自分のことが好きになれない人は案外多いものです。
気がつくとネガティブなことばかり考えているなど、体調が悪かったり、仕事で結果が出ないときほど、人はマイナス思考に陥りがちです。
しかし、「自分には出来ない」と決めつけているのは自分だけなのかも知れません。
「自分がこう感じているのだから、現実もそうであるにちがいない」と、限界を決めているのはもしかして、自分なのかもしれません。
「自分なんて」という思いが、自らの中でダメな自分をつくり出してしまいます。
自信喪失の多くはたいてい「思い込み」によるものであり、妄想にすぎません。
「思い込み」の力というのは意外に大きいのです。
ということは、こう言えるということですね。
『プラスの思い込みを持てれば、それは必ずプラスに還元される。しかし逆に、マイナスの思い込みは、マイナスしかもたらさない。』
「ダメだ」「無理だ」「出来ない」ばかり言っていると本当に出来なくなったり、知らないうちにその言葉に近づくような行動を取ってしまうこともあるのです。
これは脳にも良くないことです。
前向きに考えることができると、脳に良い刺激となり細胞が活性化します。
逆に後ろ向きな考えだと、脳の細胞にストレスがかかり、悪い刺激になってしまうのです。
ネガティブ思考それ自体は悪いことではないし、人は思考をすべてコントロールすることはできません。
思考と行動は異なることに注目しましょう。
ポジティブ思考であっても、それが行動に反映されなければ成果は生まれないのです。
ネガティブ思考が頭にあるとき、本を読むようにそれを受け止めて思考を認識し、思考が行動に影響を与えていないかどうかを考えてみましょう。
ネガティブ思考が行動に影響を与えていなければ、そのネガティブ思考は「石橋をたたいて渡る慎重さを求めている」と考えましょう。
そして、不安に思った時に、「よし、根拠の無い自信を持とう」と思うことが大事です。
「根拠もないのに自信を持っていいのか?」と思うかも知れませんが、それでいいんです。
なぜなら、自信がないと人間は新しい行動を起こさないからです。
さらに、そもそも、自信をもつのに根拠が必要でしょうか?
例えば、初対面の人と会話をするシチュエーションで、初めての人と話をすることに自信がない人はいますが、何の抵抗もなく話をする人もいます。
話しができる人は、会話に自信を持っているのでしょうが、どうして自信が持てるのか、その根拠が特にある訳ではありません。
強いて言うなら、慣れが自信を生んでいると言えるでしょう。
自信とは「自分を信じること」です。
「自分を信じる」とは、賽の目を振って、この先が吉となることを信じるということです。
賽の目が吉と出る根拠などないのです。
目が凶となることもあり得ます。
それでも、「吉の目が出ることを信じる自分」を信じることが「自信」です。
「自分が信じられない」という自己不信を持つ人は、不安が壁となって前に進めない状況に陥ります。
そういう人は、自己不信の根拠をいくらでも挙げることができるので、返ってそれが重しとなるのです。
根拠のない自信を持つ人は、不安を味方につけてます。
そういう人は、自分に自信がない部分を持っていないのではなくて、自己不信の根拠を認識しています。
自分に自信がない部分がどういうものか分かっているために、それが凶の目を出してしまう不安を常に抱えています。
しかし、その不安を慎重さに変えて進む術も心得ているのです。
それが「不安を味方につけている」という意味です。
自分には出来る。そう思ってやるだけで成功する可能性は上がります。
根拠のない自信を持つ人は、努力でそれを裏付けようとします。
「失敗したらまたやり直せばいい」そう思うだけで自信はつきます。
失敗してもそれをやり直していかなければ何も前には進めません。
物事は、すぐに成果が出るものはほとんどなくて、忍耐強く継続していくことこそ、根拠のない自信を力に変えていくことができるのだと思います。
今朝、NHKの『あさイチ』という番組で、「運の良い人と悪い人の違い」をテーマにしていました。
そこで言われていたことは、一言でいうと、「物事の捉え方・考え方の違いによって、運の良し悪しの認識も違ってくる」ということでした。
「自分は運が悪い」と思っている人は、やはり「人と比較してしまう」傾向が強くて、「自分だけがツイていない」と思ってしまうことが多いようです。
先に、「ネガティブ思考が行動に影響を与えていないかどうかを考えてみましょう」ということをお伝えしました。
まさに、「自分だけがツイていない」と思ってしまうことで、何をやるにしても消極的になってしまうことの積み重ねが、運のなさにつながってしまうのかも知れません。
「自分だけがツイていない」と思ってしまうことに、きちんとした根拠がありますか?
「旅行に行くといつも自分だけが事故にあう」という事実があっても、よく考えれば、それが「自分はツイてない」根拠になるとは言えません。
不思議なことに、「自分だけがダメだ」と思ってしまうことはいくらでもあるのに、「自分だけが優秀だ」と高慢になることはほとんどないですね。
それだけ人は、自分のことをネガティブに考える傾向が強いということでしょうが、逆に、ネガティブ思考を取り除いていっても、人は容易に高慢な天狗の鼻になることはないことを示しているとも言えます。
「自分はツイてない」とか「自分には自信がない」というネガティブ思考の根拠を丁寧に取り除いていった先に、高慢にもならず自己卑下もしない「自分に対する根拠のない自信」が生まれるのかも知れません。
人生は一度切りということを考えれば、自己不信の根拠を連ねて立ち止まってばかりの人生よりも、根拠のない自信を持って歩もうとする人生の方が素晴らしいと、あなたは思いませんか?
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