
自分に自信が持てないという人は多いものです。
あなたもそうではないでしょうか?
そうだとすると、あなたは、「持てるようにするにはどうしたらいいだろうか」と考えたことはありますか。
また、「なぜ自分に自信が持てないのだろう?」と考えたことはありますか。
もしかすると、あなたは、「自分に自信がない」ことを性格の一部だと思い、変えようがないと思っているのかも知れませんね。
自分に自信が持てなくなる原因の主なものは、生育歴にあります。
例えば、親に怒られてばかりいたとか、身体的、精神的に虐待され、大きな心の傷を負ったとか、素の自分では親から認められることがなかった、親から褒められたことがなかったといった経験などから、しだいに自己肯定感が弱くなり、自分に自信がなくなっていきます。
また、親が過保護、過干渉で、自分の意思で何かを選択する機会がほとんど与えられず、いつも親から自分がやるべきことを与えられていたという場合も、自信が持てなくなることが多いようです。
「自分に自信が持てない心」を強化してしまう癖にも問題があります。
それには次のようなものがあるでしょう。
(1)どうしても他人の目が気になってしまいがちな傾向が、自信が持てない心を強化する。
「こんな意見を言うと会社で浮くのではないか」とか「周りはどう思うだろう」など状況や世間的な価値観が必要以上に気になってしまいます。
この世間的な価値観は社会と上手くやっていくには必要不可欠なものですが、過度にそのことを意識してしまうことは危険です。
(2)失敗した後、「自分はダメ」というレッテルを貼るか、「自分に責任はない」と言い訳をするか、どちらであっても自信が持てない心を強化する。
自信が崩れてしまったり、無くなってしまうその大半の要因は失敗したときです。
私たちは、親や学校教育から、「失敗するとダメな子になる」的な教えを無意識に刷り込まれている傾向があります。
つまり、失敗=ダメな子というレッテル貼りを容易にしてしまうのです。
失敗しても自分をダメ扱いしたくない気持ちが強い人は、たいてい「自分に責任はない」と、失敗した自分を直視することを避ける傾向にあります。
どちらにしても、「失敗から自分の成長につながるものを学ぶ」という姿勢が欠けていることになります。
失敗したときこそ、この意識を強く持つことが望まれます。
(3)「何かを成し遂げないと自信が持てない」という勘違いが、自信が持てない心を強化する。
自信は何かを成し遂げた結果からも勿論生じますが、それ以上に何かを成し遂げようとしている過程や失敗から取り込むことができるものなのです。
その為には成果を細分化してその成果を積み上げていく自分と向き合って、感じとることが重要になります。
自信がある人はこの成果を感じ取るのがうまい人なのです。
昨日の自分と今の自分を比べてみて、ちょっとだけでも成長したことを素直に感じ、さらに次へのエネルギーにできる人なのです。
(4)「自分を信じるためには何か根拠が必要だ」という誤った思い込みが、自信が持てない心を強化する。
「信じる」というのは、根拠がなくてもそれが本当だと強く思うことです。
例えば、「神を信じる」というとき、神が存在するのかどうか明確な根拠がないからこそ、「信じる」という言葉を使っているのです。
「自分を信じる」というとき、あなたは自分の何を信じると言っているのでしょう?
自分の未来の可能性を信じる、自分が恋人と結ばれることを信じる、自分が幸福になることを信じる・・・いろいろあると思いますが、その1つ1つについて、そう思える根拠なんて考えることもできないでしょう!
信じることに根拠などなくていいのです。
「自分はできる」という気持ちを支える根拠がない分、「信じる」という心がその気持ちを支えるのです。
以上(1)~(4)の「自分に自信が持てない心」を強化してしまう癖を改善する具体的な方法を、「自信をもてるようにするための知恵」として、12項目並べてみました。
いくつか、自分で納得いくものを実践してみてはどうでしょうか。
①人と比較しない。
②「嫌だ、面倒臭い」と思っていることを毎日続ける。
③目標は小さく明確に。
④ささやかで人のためになることを実行する。
⑤許せない人を許してみる。
これは、許せない人の許せない言動を見て、自分ならどうするかを何度も考え、自分に得するものをその人から得た上で、その人を許してみるということです。
⑥相手には相手の都合があると思うこと。
自分が悪いのではと余計な気苦労をしないことです。
⑦自分の成果は自分で決める。
他人の評価に振り回されない。
⑧自分を絶対に否定しない。
⑨自分の良い点を探す。
⑩思ったことをとにかく表現すること。
⑪失敗に至った経緯をよく分析すること。
「こうすれば良かった点」を探すのではなく、「次につながる教訓」を探すことが肝心です。そして、失敗に至る過程の中から、「この部分は進歩があった」というような「良いと思う点」を拾い出すことが大切です。
⑫他者への感謝を忘れない。
最後に、「自信」について語っているスティーブ・ジョブズの有名な言葉をご紹介しておきましょう。
≪未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、
君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。
だからこそバラバラの点であっても将来それが
何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。
(中略)
点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで
必ずひとつに繋がっていく、
そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができる。
結果、人と違う道を行くことになってもそれは同じ。
信じることで全てのことは、間違いなく変わるんです。
・・・・・・
(別の講演で)今やっていることがどこかに繋がると信じてください。
その点がどこかに繋がると信じていれば、他の人と違う道を歩いていても自信を持って歩き通せるからです。≫
この言葉は、2005年6月に行われた米スタンフォード大卒業式でジョブズが行った、有名な演説「ハングリーであれ。愚か者であれ」の中の一節です。
彼は家の経済事情から大学を中途退学した後、ある大学でカリグラフ(芸術的な文字のデザインなど)の講義を熱心に聞き、カリグラフの研究に励みました。
このときジョブズは、これが何かの役に立つとは考えなかったようです。
ところが、そのカリグラフの知識がアップルを立ち上げて最初のマッキントッシュを設計するときに大いに役立ったと言います。
ジョブズはおそらく美しいデザインのセンスも磨いていたでしょうから、そのセンスも今のアップル製品のデザイン力に影響しているのは間違いないでしょう。(アップル製品は、機能もさることながらデザイン力で他の追随を許していないのではないでしょうか)
このような経験が、ジョブの言う「点と点をつなげて自信を持つ」という主張につながっているのでしょう。
上の抜粋文の意味は、「こんなことに意味があるのかと思ったり、周りからまた意味のないことやって・・・と言われたりすることがあっても、それは決してあなたにとって無駄ではない。その点は必ずどこかで繋がる。だから気にしないでいこう」となるのだと思います。
「自信を持てない気持ちを改善する方法」について、いろいろ述べてきましたが、書いてあることは分かるけれど、いざ自分でやろうと思っても、もともと自己肯定感が低かったりするのだから、うまくいかないと思っている人もいるでしょう。
どうしても自分に自信が持てないという方は、一度私のメールカウンセリングでお気軽にご相談してみてください。
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次回のブログ記事も「自信」のことをテーマにする予定です。
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