台湾漫画『芭蕉的芽』2巻まで読み終わった! | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語は研究中(専門)、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、台湾文学について語り尽くします。詳しい自己紹介はテーマ「ごあいさつ」の中に。台湾語と台湾華語の違いについての説明もあります。

台湾漫画『芭蕉的芽』⬇️、2巻まで読み終わりました!面白かった!続きが読みたい(と言うか、上下巻で完結かと思ってたけど、2巻では完結してませんよね?もっと続きそうですね)!



1930年代、日本植民地時代の台北。台湾師範大学の前身である台北高校が舞台です。日本人の南城雲太郎と台湾人、葉星橋とが一緒に自分たちの文芸雑誌を作ろうと奮闘する物語。


1930年代初めの台湾。少しずつ日本の軍国主義の足音が聞こえ始め、不穏な空気が漂い始める時期です。20年代の自由な文化が花開いた台湾に生まれた日本人少年が、「自由」の危機を敏感に感じ取り、本当の「自由」を求めてもがく...という話なのですが、


その時代背景の重さとは裏腹に明るくポップでユーモア満載のストーリー展開。普通の青春漫画として十分に楽しめます。BL要素はゼロですが、日本でも売れると思うなあ。


上巻で、葉星橋の台湾人としての苦悩が少し出てきますが、台湾人と日本人との間の葛藤はほぼ描かれていません。ただ細かく読み込むと、既存の高校オフィシャルの文芸誌は編集部がほぼ日本人だけど、南城達が新たに作ろうとしている雑誌は半分が台湾人、ということがわかります。本当の自由とは何かを追求し続けている南城。彼の哲学、一貫した主義主張が垣間見えるエピソードではないでしょうか。


2巻の終わりの方で、才能豊かで奔放な南城雲太郎と、優秀だけど才能では南城に叶わない北村颯との軋轢と屈折した友情も描かれています。でもこれで終わりじゃないはず。「自由の鐘」の行方を知りたいです。



あらすじはこちらの内山書店さんのサイトをどうぞ。なんと、日本語版ここにありました!1巻が試し読みできます!⬇️