頭ショートと頭コンクリ【最新版】 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語は研究中(専門)、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、台湾文学について語り尽くします。詳しい自己紹介はテーマ「ごあいさつ」の中に。台湾語と台湾華語の違いについての説明もあります。

※2015年の記事に加筆しました。


台湾語に残る日本語

台湾語には、日本語起源の外来語がとても多い。セビロ、ラジオ、オトバイ、歐吉桑(おじさん)、歐巴桑(おばさん)、多桑(とーさん)、黑輪(おれん=おでん)、エトセ卜ラ、例は枚挙に暇がない。

 



カタカナ台湾語の特徴

これらは基本的に植民地時代の名残りである。日本語起源の外来語(カタカナ台湾語)は、2音節目を高く発音するのが台湾語の特徴。漢字で表せるやつはそのまま中国語に紛れ込み、台湾華語の語彙部門代表選手として活躍している。


アタマショート

アタマショートとアタマコンクリも、よく知られた、そしてよく使われる日本語系外来語。台湾映画『大稻埕』で簡嫚書が使ってた「アタマショート?」の字幕は、「你腦袋有問題嗎?(あんた頭おかしいんじゃない?)」となっていた。「ショート」は日本語の「ショートする」からきていて、基本的に「壊れる」の意味で使われる。



アタマショートの応用編

「アタマショート」と同様の表現に次のようなものもある。

 

頭殻ショート(thâu-khak ショート )

頭殻有問題(thâu-khak ū būn-tê)

頭殻歹去(thâu-khak pháinn- -khì)

「你ショート喔?」と言えば、「開玩笑吧?(冗談でしょう?)」の意味になる。台湾語の先生曰く、この最後の「 喔 」が重要で、これがないとケンカ売ってるみたいになるので要注意だそうだ。



アタマコンクリ

「アタマコンクリ」はそのままだ。つまり「頭が硬い」で、融通がきかない、発想に乏しいみたいなことを表す。



台湾華語化したショートとコンクリ

「アタマショート」と「アタマコンクリ」は現在ではすっかり台湾華語化していて、台湾ドラマや台湾でよく耳にする。そういう時の中国語字幕は、上記の『大稻埕』のように意訳して「你腦袋有問題」みたいなことが多いが、音訳して(つまり「当て字」)次のような漢字が使われたりする。


ショート ⇒ 秀逗(xiù dòu)

コンクリ ⇒ 控固力(kònggùlì)



日本語起源の外来語

なお、↑の過去記事でも紹介している教育部の《台灣閩南語常用詞辭典🈁》は本当に使える。日本語起源の言葉を調べたい時は次の手順で。


①左上の索引瀏覽をクリック

②プルダウンで一番下の「附錄」を選択。

③上の「外來詞」を選択すると台湾語の中の外来語ほとんどが日本語起源)がたくさん出てくる。