竹久夢二美術館と弥生美術館① 夢二が描く恋のいろは | 春はあけぼの 女は美学

春はあけぼの 女は美学

50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。渡邊美帆子です。



アラフィフオンナが、
感じるままに綴るブログです。

 

————————————————————
 
昔から、
竹久夢二が好きである。
 
そんな夢二の絵が展示されている、
 
展示内容を変えて、様々な趣向を凝らした展覧会が
毎回開催されているが、
今回は、
 
夢二に学ぶ恋のいろは
失恋体験から、モテ仕草まで

 

 

 
 
夢二の絵に出てくる女性は、
憂いを帯びた伏し目、でもその目力は強く
上目遣いの時もある。
少し傾けた面長の顔
長い首と長い指
少しひねりを加えた腰つき
 
あまりにも有名な「黒船」
何よりのモテ仕草だ。
アンニュイな感じ。
女子力高い。

 
血圧低そうで
貧血っぽい笑。
きっと小さく囁くような声なのだろう。
 
男子が守ってあげなきゃと思う女子。
モテないはずがない。
 今時女子であれば、同性から嫌われるこすい女と
言われてしまうのであろうか笑。

 
私の中では、坂東玉三郎に見えるのだが、
もちろんこの時代にはいない。
恋多き夢二にはたくさんの恋人兼モデルがいた。
中には、結核のため、
あまりにも早く亡くなった恋人もいる。
夢二の絵には、必ず実在のモデルがいる。
それは、時に母であったり姉であったりも。
 
夢二の絵の女性たちは
何故だかいつも悲しそうで
恋をしている女性たちでさえも
切なくどことなく影がある.。
そんな影が、男性を惑わすのか。
 
 
 
展示の中で驚いたのが、
 
先日のブログで書いた、
「美は乱調にあり」の小説の最後に出てくる、
大杉栄を嫉妬のあまり刺した「日陰茶屋事件」
を起こした、恋人の神力市子は、
 
夢二が唯一結婚した岸たまきと同郷の縁で
夢二とたまきと市子と3人で
同居していたことがあったという。
 

 

 

大正時代の文化人は繋がっているのか…。

そういえば、夢二も嫉妬で恋人を刺してしまう
事件を起こしている。
激しい…。
 



夢二は、絵のあいている余白の部分に
様々な詩を書き添えていたが、
有名なのは宵待草である。
 
 
「宵待草」
待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬさうな
 
寂しい
会いたい
悲しい
苦しい
 
そんな思いを「やるせなさ」という言葉で、
そして
恋人を月に例えたかのような表現は
直接的ではない分
アンニュイで退廃的で、
余計に思いが伝わる。
 

でも時には
こんな直接的な言葉でオンナゴコロを射抜く。
 
 
 
話したいことよりも何よりも
ただ逢うために逢いたい
 
 
 
夢二のモデルになった女性たちもモテていたが
何より、夢二が一番モテていた。
 
 
令和の今、
こんな言葉を言ってくれる男子はいるのだろうか。
官能的であるのに、
そこには卑猥さがない。
真っ直ぐな男の愛の言葉。
 
こんなこと言われたら美徳のよろめき笑。
 
 
夢二美術館には
弥生美術館が併設されているのだが
そこでは夢二と対照的な水森亜土展
開催されていた。
 
長くなったのでそのお話は次回。