第2話 オリンピック会場を後にして、世界遺産の地 ヴァルドッビアーデネへ
前回から始まった”北イタリア美食を巡る縦断物語” 訪問地の旅程情報をご説明すると、以下のようになります。
旅のイメージは、まずイタリアへは直行便を使わず、例えばエールフランスであれば
パリ・シャルル・ド・ゴール空港で乗り換え、直接ヴェネチア空港から入国し、そこからレンタカーです。
車ですので、都市は避けてひたすら安全な田舎道を選びます。
ヴェネチアから車で北上し、冬期オリンピックが開催されたコルティーナダンペッツォまでは高速を使い約1時間で到着。
途中素晴らしい景色を堪能しながら山に向かって行く爽快感は決して日本では味わえないものです。
コルティーナを後にし、次に向かうのは丘陵地帯に広がるプロセッコの聖地、ヴァルドッビアーデネ。
山道をゆっくり南下して2時間ほどで到着します。
ヴァルドッビアーデネ・コネリアーノのブドウ畑の景観は2019年に世界遺産に登録されました。
南斜面にびっしりと張り付くように整備された葡萄畑の景観は息を呑む美しさです。
ベリタリアは2020年前まで、ヴァルドッビアーデネのワインメーカー「 Vigna di Alice』とお取り引きがあったので、ご存知の方もいらっしゃると思います。(今は取引していません)
おしゃれで、美味しくて、物語があって、泡好きの私にはたまらないワイナリーでした。
近隣には幻の生ハム”サンダニエーレ、冬やさいの名産地が多数あり、西にはイタリア最北端のオリーブオイル生産地ガルダ湖があり、”美味しいワインのあるところに美味しい食材や調味料がある”という言葉を体現するような地域です。
特にこの冬から春にかけて多くの野菜が出荷されますが、その中でも特に有名なのが「白アスパラガス』
親指ほどの太さがあり、旨味と甘味、苦味となんとも言えない香りが特徴です。
主に北部のヴェネト州のバッサーノ・デル・グラッパ(Bassano del Grappa)産がDOP(保護指定原産地呼称)認定を受けるほど高品質で有名です。
その大振りの白アスパラガスの代表的な料理は、白アスパラガスとタルタルのヴェネト風「 Asparagi con le uove alla veneta』
初めて食べたときに、肉や魚ではなく、野菜がメイン料理のように存在感を示すことに驚きました。
4月〜5月にかけて出荷されるイタリアの白アスパラガスは、春を告げる食材として親しまれています。日本にも輸出されているので、こだわりの北イタリアレストランなどでお目にかかれることもあるかもしれませんね。
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夜には、地元の人が集うトラットリアで気軽にプロセッコとタルタルソースたっぷりな白アスパラガスを堪能すると、それだけで幸せな気分になります。
肝心のタルタルソースは、日本のようなマヨネーズたっぷりではなく、オリーブオイルで作ります。
マヨネーズの原料を考えてみると、油と卵と酢なので、確かに卵にオリーブオイル、酢、レモンを入れるとそれらしいものが出来ることは想像できますよね。 こちらの方がさっぱりして私は好きです。
(気になる方は、下のレシピ名をクリックするとタルタルレシピに飛びます。)
翌日は早起きして、オリンピックの閉会式が行われたヴェローナに向かいます。
(3話へつづく)
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