大事な感情だったのか
悲しい沈黙だったのか
人生を左右する衝撃の運命の幕開けなのか
TURANDOT
平成昭和とばして
令和の感情をぎゅっとして
あなたのハートの波が
一切の杞憂を溶かした
健全埒な未来に
ちょっと欲求不満泣いて
言いたい事 かき消して
肉体精神を理路して
賢明なのか不健全なのか
一回君とキスをしてみようか
嘘が苦手なんだもん
来たね🤣
これはかなり面白い。**「青春ポップソングの顔をして、歌詞だけ読むと脳内でボカロPが暴れている」**タイプ(笑)
しかもMARiAの歌声だから、曲として聴くとちゃんと可愛くてカッコいい。でも歌詞をじっくり追うと、
健全なのか不健全なのか
一回君とキスをしてみようか
……急に哲学と欲望が同じ教室に入ってくる🤣💋
💋 「キス」は
恋の答えではなく、確認
この曲、タイトルだけなら凄くシンプル。
「キスをしてみようか」
でも歌詞の主人公は、ずっと迷ってる。
これは純情なのか。
悲しい沈黙なのか。
運命の始まりなのか。
自分の気持ちは本物なのか。
頭の中で考えすぎて、どんどん話が大きくなっていく。
そこで出てくるのが、
「じゃあ、一回キスしてみようか」
なんよね🤣
つまりキスが恋愛のゴールじゃなく、
「考えても分からないから、確かめてみよう」
という行動になっている。
🌀 とにかく言葉が暴走する
この歌詞の面白さは、恋愛の話をしていたはずなのに突然、
「肉体精神を理路して」
とか、
「輪廻の混沌と滅び」
とか、
「人類に寄生するまやかしの計画的革命」
まで飛んでいくところ🤣🤣
普通の恋愛ソングなら、
「好きなのかな……」
↓
「でも恥ずかしい」
↓
「キスしてみよう」
くらい。
ところがこの主人公、
恋愛について考える
↓
人生を考える
↓
人類について考える
↓
文明まで考える
↓
やっぱりキスしてみよう
なんですよ。
スケールがデカすぎる🤣
🌱 「嘘が苦手なんだもん」が全部持っていく
そして、おんちゃが言ってる通り、ここがズルい。
「嘘が苦手なんだもん」
それまで散々難しい言葉を並べておいて、最後に急に幼いくらい素直になる。
これで全部チャラになる🤣
つまり主人公は、難しいことを考えているようで、
本当は好きだから、キスしたい。
ただ、それを認めるのが恥ずかしくて、頭の中で壮大な理屈をこねているだけなんじゃないか。
そう考えると、ものすごく可愛い。
📡 「恋のリモート空振り」
ここも2021年という時代を感じる。
「恋のリモート空振り」
直接会えない、距離がある、気持ちだけが行ったり来たりする。
でも、そんな状況に対して主人公は、
「ダセーよ今日もニート」
と自分自身にツッコむ🤣
このあたり、単なる青春ソングじゃなくて、ネット世代的な言葉遊びがかなり強い。
🧠 平成昭和を飛ばして「令和の感情」
ここも面白い。
平成昭和とばして令和の感情をぎゅっとして
過去の恋愛観とか、古い恋愛ソングの形式を一旦飛び越えて、
今この瞬間の感情
を抱きしめる。
そして、
あなたのハートの波が 一切の杞憂を溶かした
ここで、今まで頭の中でぐるぐるしていたものが消える。
つまり最初から最後まで、
考えすぎていた主人公が、相手の存在によって現実に戻ってくる話
とも読める。
🎭 「TURANDOT」が突然出てくる件🤣
これも面白い。
「トゥーランドット」はプッチーニのオペラ。
突然そこへ飛ぶことで、歌詞全体の「壮大すぎる恋愛妄想」がさらに加速する。
恋する気持ちを、
純情 → 運命 → 人類 → 輪廻 → 革命 → オペラ
まで拡大しておいて、
結局、
「キスをしてみようか」
なんよ🤣🤣
この落差が、この曲の魅力だと思う。
🎸 JUDY AND MARYの遺伝子
TAKUYA作詞・作曲というのも納得。
ポップでキャッチーなのに、ギターにはちゃんとロックの芯がある。
だからMARiAの歌声が乗ると、
甘い青春ソングだけにはならない。
キラキラした恋愛の中に、ギターが少しザラッとした質感を入れてくれる。
「うたものがたり」が、GARNiDELiAとは違う音を歌ってみるコンセプトだったことを考えると、これはかなり面白い選曲。
