午前、800万円以上マイナスになっていて、後半ぶり返してきました。ドル円は154円(夕刻時)。アメリカの中間選挙もどうなるやら…。我慢の9月が続きます。
今回は「極彩色」から、かなり面白いところを持ってきたな。
しかも「ロジックエージェント」と同じ2015年なのに、方向性は全然違う。
これは一言でいうと、
「青春のきらめきと息苦しさを、毒っ気たっぷりに振り返る歌」
だと思う。
そして、おんちゃの「今のReolに一番近い気がする」という感覚、かなり分かる。
🌅
「ハルシアン」というタイトル
まずタイトルの halcyon が面白い。
「穏やかな」
「平和な」
「幸福だった過去」
という意味を持つ言葉。
だから普通なら、
「懐かしい青春」
「美しい思い出」
「戻りたいあの日」
みたいな方向を想像する。
ところがReolは、そんな素直な青春回顧にはしない🤣
この曲で描かれる学校生活は、
楽しいだけじゃない。
噂。
退屈。
同調圧力。
大人への反発。
自分を隠すこと。
「子どもだから」と扱われること。
そういうものが全部混ざっている。
だから「ハルシアン」というタイトルそのものが、ちょっと皮肉にも聞こえるんよ。
「あの頃は幸せだった」
ではなく、
「あの頃を振り返れば、あれも確かに自分たちの“幸福な時代”だったのかもしれない」
という感じ。
🚃 中央線の風景
冒頭の、
僕らしかいない中央線の中
ここから一気に映像が浮かぶ。
朝なのか、夕方なのか。
電車の中にいる学生たち。
窓の外を流れていく街。
スマホもSNSも、学校の噂も、ニュースも全部一緒に流れていく。
なのに本人たちは、
「この世界、何が正しいのか分からない」
という場所にいる。
青春って、キラキラしているようでいて、本人たちからすると意外と不安定なんよね。
📰 「大人の世界」への違和感
この曲では、大人に対する距離感もかなり強い。
知りたいことほど大人は隠している
という感覚。
「大人は何でも知っている」
と思っていた時期から、
「いや、大人も別に全部分かってるわけじゃないじゃん」
と気づき始める。
でも自分たちはまだ子ども扱いされる。
この、
「もう子どもじゃない。でも大人にもなれない」
という中間地点。
ここが曲全体の息苦しさにつながっていると思う。
🧨 「前ならえ」が象徴的
個人的にかなり好きなのが、
「だから僕は前ならえ ひた隠す」
という感覚。
学校で「前ならえ」をする。
みんな同じ方向を向く。
列を揃える。
でも自分の中には、
「本当はこう思っている」
というものがある。
だから、
周囲に合わせながら、自分の本心を隠している。
この一節だけで、青春期の「同調」と「自己主張」のぶつかり合いが見える。
💥 サビは「青春爆発」
そしてサビ。
Reolの声でここが一気に弾けるんだよね。
冒頭は少し冷めた感じ。
「世の中つまんねえな」
くらいの温度。
そこからサビになると、
「ダーリンダーリンダーリン!」
と感情が噴き出す。
だからこの曲、構造としても青春そのものなんよ。
抑える → 我慢する → 爆発する
の繰り返し。
そしてその爆発が、恋愛、自由、反抗、自己表現へ一気に飛んでいく。
🖤 「甘く見ないで」が核心
終盤の、
ねぇ甘くみないで
子ども騙しだと思わないで
という気持ち。
ここが、この曲のかなり大きなテーマだと思う。
「どうせまだ子どもだから」
と大人に決めつけられる。
でも本人たちには本人たちなりの世界がある。
本人たちなりの悩みがある。
本人たちなりの「本気」がある。
だから、
「勝手に小さくまとめないで」
なんよね。
これは青春そのものというより、
若さゆえの反骨心
に近い。
そして、これが現在のReolにも通じるように感じる。
🎤
今のReolに近く感じる理由
2015年の曲なのに、言葉の選び方がかなりReolらしい。
普通の青春ソングなら、
「放課後」
「制服」
「恋」
「夕焼け」
あたりを綺麗に描く。
でも「ハルシアン」は、
ニュース、ゴシップ、優等生、仮面、大人、劣等感、違和感
みたいなものを一緒にぶち込んでくる。
そして、それを綺麗な青春に整えない。
ちょっと毒がある。
ここが現在のReolに繋がって見えるんだと思う。
「極彩色」というタイトルなのに、色鮮やかな青春だけじゃなくて、黒や紫や赤まで全部混ぜている。
