アメリカ最高峰大学の人気講義 | ふーちゃんのブログ

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こんばんわニコニコ

 

 

 

昨日は義父、今日は義母の月命日なのでお墓参り。

雪がちらつく寒い朝だったので、

気温が5℃になった晴れ間を見て上りました。

この間の地震で墓石が一基倒れてました。

なんとか夫がひとりで起こせました。

 

午後から見守り支援へ。

Fさんが余命いくばくもなく施設をさよならして緩和ケア病棟へ。

穏やかであってほしいと願うばかりです。

 

 

 

晴れ間と田園風景、日本の古民家

 

 

 

ソール・パールマッター、ジョン・キャンベル、ロバート・マクーン著、

花塚恵(訳)ー2025年6月発行ー。

 

 

 

科学をめぐる課題は、さまざまな場面で繰り返し姿を現してきた。

それが可視化された出来事のひとつが、

新型コロナウイルス感染症のパンデミックだった。

専門家の助言が状況に応じて変化していく様子に、

人々は戸惑った。

ロックダウンに関する意思決定は

政治的対立と強く結びついていたし、

異例の速度で開発に成功したワクチンには陰謀論がつきまとい、

接種をためらう人も少なくなかった。

 

政治における意思決定が科学的知見と整合していない現状に

危機感を抱いた物理学者ロバート・マクーンとともに、

「科学的思考とは何か」を問い直す議論を始めた。

その成果として開講された講義は高い評価を受け、

他大学へと広がり、やがて1冊の書籍として結実する。

この本を読んだうえで先のパンデミックを振り返ると、

個人と社会の両方のレベルで科学的思考が十分に共有されて

いなかったことが、混乱を長引かせた側面があったことに気づかされる。

 

いま私たちができることは、

科学というシステムを理解し、科学的思考を身につけて、

目の前に山積みする地球規模の難題に働きかけること、

次に訪れる危機に備えることだろう。

 

 

 

3千年紀に必要な、科学的思考

ベル情報に圧倒されやすい時代を、賢く生き抜く

インターネットのおかげで、

私たちは膨大な情報に簡単にアクセスできるようになった。

一方で、あまりの情報の多さに、途方に暮れてしまうことも多い。

古い情報や虚偽情報にも容易にアクセスできるうえ、

AIによるコンテンツ生成も行われ、

情報を見極め、適切に評価するだけでも難しい。

 

 

さらに、信頼できる専門家を見つけることも、

ますます難しくなっている。

自称専門家は大勢いて、あなたが認める専門家を

ほかの人も認めるとは限らないし、

専門家のなかでも意見が分かれる論点がある。

 

 

こうした状況下で、

自分と異なる解釈をする人や、

異なる価値観を持つ人と協力し、

意思決定や問題解決を行うにはどうしたらよいだろうか。

 

 

 

ベル「科学者でない人」にこそ、科学が役に立つ

人類は科学を推し進めることによって、

月面着陸を果たし、飢餓を追いやり、寿命を延ばし、

インターネットを生み出した。

負の側面もあるが、

科学が社会の問題解決に大きく貢献してきたのもまた事実である。

 

 

何世紀にもわたって、

科学者たちは問題解決のツールに磨きをかけてきた。

そこには物理的な道具だけではなく、

思考のツールも含まれる。

 

 

科学的思考は、これまで科学者が科学の現場で主に

使ってきたものだが、科学以外の場面でも役に立つ。

個人の進路選択から、社会制度や政策判断、

地球規模の課題解決に至るまで、

あらゆる問題に科学のツール、概念、手順を拝借して

取り組むことができる。

 

 

人類と地球が、西暦2001年から3000年という

3千年紀を豊かに生き抜くために、

私たち個々人が身につけるべき科学的思考方法のフレームワーク。

これを著者らは「3千年紀思考(サード・ミレニアム・シンキング)

と名付けた。

 

 


 

 

冬の黄色い花咲くロウバイの木

 

 

 

 

「不確実性」を理解する

ベル不確実であることは強みになる

サード・ミレニアム・シンキングの中核を担うのが、

「蓋然的思考(がいぜんてきしこう)」だ。

私たちの知識には限界があり、不確実なこともたくさんある。

それなのに「絶対的に確信が持てることにしか働きかけてはならない」

と考えれば、身動きがとれなくなってしまう。

 

 

蓋然的思考は、「自信の度合いにもいろいろある」と捉え、

新しい事実が判明するたびに、

何をどれくらい信頼するかの比重を変え、

必要に応じて決断の内容を更新していく思考法だ。

科学は蓋然的思考を武器に、絶え間なく知識と技術を更新してきた。

 

 

科学者は、何かについて相当自信があっても曖昧さを含ませて

「99%自信がある」などと表現し、

自分の現時点の考えが間違っている可能性も常に残している。

 

 

互いに確信度を表明しながら議論することで、

誤りの指摘に終始するような議論を避けることができる。

そのほうが、率直で有意義な意見交換ができるだろう。

蓋然的に意見表明をしていれば、

自分の当初の意見を変更しても評判が傷つくことはない。

むしろ、新しい情報をもとに意見を修正することは、

科学的姿勢として評価されるべきことだ。

 

 

 

困難を乗り越え成功するために

ベル「為せば成る」の精神

これまで、ひとつの難問や課題についてどれくらい長く

頭を使って考え続けたことがあるだろうか。

10分?2時間?1日?実際に尋ねてみると、

数時間以上という人はほとんどおらず、

長くても数日というところだった。

人間は本質的に怠惰であるうえに、

好奇心の所在は次々に新しい対象へと移っていく。

だから、ひとつの問題に長期間向き合い続けるのが

難しいのは仕方ない。

しかし、この世界にたちふさがっている課題で、

数日以内に解決できてしまう問題など、

果してどれくらいあるだろうか。

私たちはもっと粘り強くならないといけない。

対処法となるのが科学の隠されたツール、「科学的楽観主義」だ。

 

 

 

科学的楽観主義とは「為せば成る」の精神であり、

「いま抱えている問題は、自分たちの手で解決できる」

と信じることだ。

かつて陸上競技で言われていた「1マイル4分の壁」のように、

人間の限界だと思われていた記録も、

ひとりが更新したとたん、

記録が塗り替えられるというのはよくある話だ。

困難な課題であっても、「きっと成功する」と信じ込めば、

解決の可能性が高まるのだ。

 

 

 

ベル楽観主義だからこそ、努力が続く

科学的楽観主義はただの精神論とは一線を画す。

ひとつ試みたら結果を振り返り、

どのような成功を成し遂げたのか確認し、

目標にたどり着くために次の一手を考えるという

サイクルを繰り返しながら一歩ずつ前に進むプロセスこそが、

科学的楽観主義の本質だからだ。

 

 

著者のひとりである物理学者のソールは大学院生の頃、

驚くほど「為せば成る」の精神に満ちたチームがあると知った。

そして、自分のチームでもこれを実践していった。

ソールはかつて、自動望遠鏡システムを使って

超新星を探すプロジェクトの一員だった。

当初、3年かければ発見できると推定されていた超新星は

ひとつも見つからなかったが、

チームは諦めず、その2年後に最初の超新星を発見するに至る。

さらに2年をかけてデータを集め、

そのデータの分析方法の検討にまた1年かけて、

宇宙の膨張が加速していることをついに明らかにした。

プロジェクト指導から0年以上が経過したときのことである。

この間、チームはプロジェクトをやり遂げると強く確信していた。

 

 

サード・ミレニアム・シンキングのうち

蓋然的思考を含むほとんどのツールが、

自分で自分を欺かないようにするブレーキだ。

だが、それだけでは車は動かない。

科学的楽観主義というアクセルペダルが、

私たちを動かし続け、進歩するという理想をかなえてくれる。

科学的楽観主義は、科学者でない人にとっても、

解決できる保証のない問題に挑むときの強力な武器となるだろう。

 

 

 

 

 

ロウバイの花と冬の風景

 

 

 

人類が西暦3000年まで豊かに生き延びるためには、

「サード・ミレニアム・シンキング」という思考が大事。

 

・「不確実性」を理解すること。

・「為せば成る」の精神を持つこと。

 

なるほど、なるほどニコニコ

 

 

 

では、また明日^^

 

 

 

 

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