やる気にさせるメカニズム | ふーちゃんのブログ

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私のブログは、離れて暮らす子どもたちと孫たちに向けて書いています。

こんばんわ新月

 

 

 

開店休業中だったカフェディパッセロも、

この3連休からお客さまがお越しになり、

日常を取り戻しています。

 

午後から楽アートスクールも始まり、

3月にある展覧会の作品制作にあせる春がやってきます。

絵が苦手なわたしをいかにやる気にさせるか。

そういうわたしにピッタリかも?という本、

ターリ・シャーロット著、上原直子(訳)

『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』

ー説得力と影響力の科学ー   から。

 

 

 

膨大な実験や神経科学のデータを用いて、

それまで有効だと信じられてきた方法が、

実際は役に立ってないことを次々に明らかにされていきます。

 

 

 

 

信念を動かす感情

それでは他人を変えられない

他人の考えに影響を与えられるかどうか、

他人の影響で自分の行動を変えるかどうか、

それぞれの決め手は何か。

 

 

長きに渡る人類の歴史のおいて、

遺伝情報に刻まれた行動の原理が理解できれば、

他人の反応をより正確に予測できるかもしれない。

その観点でいくと、

「他人の考えや行動を変えられる」と多くの人が信じている方法は、

じつは間違っていることに気づく。

そうではなく、相手の脳の働きに寄り添う必要があるのだ。

 

 

信念の強い人ほど・・・・・

 

誰かと言い争いになったとき、

人は「自分こそが正しく、相手は誤っている」と考え、

攻撃材料を探す。

相手が正しいと思っている数字、データを聞いても、

人は意見を変えにくい。

 

 

高度に発達したインターネット社会では、

いくらでも自分の意見を補強する情報が手に入る。

自分の持っていた世界観に合う情報には賛意を示す一方で、

自分の意見を否定するような情報には、拒否反応が出るからだ。

その結果、さらに自分の意見に固執する。

 

 

自分の意見を裏付けるデータばかり集めてしまうことを、

「確証バイアス」という。

このバイアスから逃れるのは、なかなか難しい。

しかも分析能力が高い人ほど、

情報を合理化して都合よく解釈しがち。

 

 

感情で心が通い合う

凝り固まった信念に対処するヒントとなるのが「感情」。

 

 

多くの人を感動させる演説やコンサートのように、

強力に感情を動かすものを受け取る側の脳は、

「歩調を合わせている」。

 

 

わたしたちは、自分自身を他人とは違う存在だと思っているが、

実際は、脳の構造や機能の大部分が似ている。

だからアイデアを伝える最も効果的な方法のひとつは、

伝えたい相手と気持ちを共有することなのだ。

 

 

 

やる気にさせるメカニズム

アメとムチの使い分け

即時的な「アメ」のほうが、

将来の「ムチ」よりも人を動かせることが多い。

自分のプラスになると信じる人間や出来事に接近することを

「接近の法則」

マイナスになると信じるものを回避することを

「回避の法則」と呼ぶ。

 

 

すぐに報酬があるとわかっていると、

脳に「ゴー反応」が起きて、

それに向かって接近するように行動が促される。

 

 

反対に、何か悪いことを予期すれば、

直観的に後ずさりする「ノー・ゴー反応」が起きる。

 

 

特定の行動を相手に「してほしくない」場合は、

すぐさま報いを受けるかもしれないという警告を発するのが効果的かも。

恐怖を感じたときに身がすくむ思いをするのも、

一種の「ノー・ゴー反応」。

 

 

自分でコントロールしたいという欲求

人は、自動車より安全だと言われても飛行機を怖がったり、

目の前の高所やクモを極端に恐れたりする。

自分で操縦できない飛行機やどうにもならない目の前の「危機」は、

自らのコントロールが及ばず、

主体性が損なわれていると感じるからだ。

 

 

他人の行動に影響を与えたい場面でも、

これと同じことが言える。

 

他人から与えられるものよりも、

自分が「選択した」「関わった」という感覚を得られる経験のほうが、

人は高い満足を得られる。

 

株取引を例にとると・・・。

銀行など投資のプロに任せるよりも、

自分で財産をコントロールしたいという欲求を持つ人は多い。

たとえそのほうが実損する可能性が高いとしても。

プロに任せる場合でも、

「他者に委ねる」という判断を自分でできることが重要となる。

 

 

子どもに勉強させたい、

社員に仕事に励んでもらいたいときも同様だ。

 

 

「こうしなさい」と命令するのではなく、

少しばかりの責任を与えて、

選択肢があることを当人に意識させる。

そうすることで、

人は「主体性」のなかで幸福に行動するようになる。

 

 

 

ポジティブなときに人は動く

人間の脳は、

悪い知らせよりも良い知らせを聞きたいという特性があるため、

わたしたちは心地よい信念を形成してくれる情報を喜び、

不快な考え方をもたらす情報を回避しようとする。

 

 

だが特定の情報を回避してしまうことで、

被害が拡大することもある。

たとえばHIV感染の有無について、

無料で検査が実施される場合でも、

多くの人たちが拒否するという調査がある。

検査結果を知らなければ、

「自分は健康だ」という信念を持ち続けられるからだ。

 

 

人はほかの条件がすべて同じならば、

ポジティブな感情を喚起する情報を求める生き物。

逆にネガティブな知らせは、

それがほぼ確実になると分からない限り、

無視され続ける。

 

 

リーマンショックのように、

事実が明らかに誤った方向に進み、

ほんのわずかな希望すらもてない状態になってはじめて、

ようやく被害を見極められるようになる。

 

 

気分と行動の関係

ストレスには、

自分を追いつめるもの程の強いものから、

満員電車で疲れを感じる程度のものまで、

種類もさまざま。

自分にとって脅威となるものにさらされると、

その反応としてストレスホルモンが生じる。

 

 

そのストレス下では、

ネガティブな情報を取り入れる傾向が強まることがわかっている。

そうなると危険感知に集中するようになり、

うまくいかない可能性を考え始めてしまう。

この「だめかもしれない」という恐怖をてなづけられるようになると、

恐怖感情を処理する扁桃体の活動が低下し、

集中力を高める前頭葉が活発化することも知られている。

 

 

 

他者とつながる

同時期に子どもに同じ名前をつける人が多くなるのは

なぜだろう。

 

 

人間は、他人の行動を観察することによって学ぶ。

試行錯誤を一人でくり返すよりも、

そのほうが素早く学習できるからである。

これを「社会的学習」という。

たいていの人は、

「自分は他人に影響を受けにくい」と考えがちだが、

実際は無意識下で影響を受けている。

 

 

「社会的学習」の問題は、

最善でない決断をさせてしまう可能性があること。

 

 

人気のあるウエブサイトの多くでは、

ユーザーの意見が数値化されている。

この評価がわたしたちの新しい指針となってしまっている。

 

 

ある実験によると、

最初に高評価のレビューを掲載すると、

それに続く好意的レビューの数は通常より32%も多くなった。

1人の意見でも、後に続くレビューすべてに影響を与える。

 

 

また自分は正しいと思った回答でも、

他の全員が異なる回答をしている場合、

自分の意見を変えてしまうことがある。

脳の扁桃体が他者の意見によって活性化し、

それが記憶を司る海馬に刺激を与え、

自分の記憶自体を変えて固定してしまうのだ。

 

 

自分自身がすでに他人に影響されていること、

人の推論には誤りがあるかもしれないこと、

自分の個性と他人の個性を勝手に同一化しないことが大事。

 

 

 

 

 

         ・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

絵を描くやる気を起こすとは違ったようでもある内容でしたが、

またまた脳のことを学べた1冊でした。

脳の機能に沿った行動をするか反した行動をするかで、

人の意見や反応は変わるというシンプルさ。

「正論」を掲げるだけでは、人を変えることはできないこと、

そのことを知っただけでも人間関係に生かせそうな気がします。

 

 

※昨日のブログに書きました「気」を使った「手当て」のことですが、

タバコを吸っている人は、「気」を出す能力はないようですニヤニヤ

 

 

では、また明日^^

 

 

 

 

 

 

 

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アップ

脳にまつわる興味深い実験がいくつも紹介されています。

その中には、ふだん何気なくとっている行動を根本から

疑いたくなるようなものもあります。

会社にお勤めである人には特に有益な情報が書かれています。