幼い頃、友達が持っていた
キラキラした瞳のリカちゃん人形に憧れて、
何日も迷った末に勇気を出して
「リカちゃんが欲しい」と
母親に打ち明けました。
返ってきたのは、
話し合いの余地すら一切ない、
「そんなもの、いらないでしょ」
という一言だけの冷たい拒絶でした。
当時の私は泣くどころか、
「あ、この家では
リカちゃんは不要物なんだ」と、
妙に冷静にその正解を受け止めていました。
自分の「好き」ではなく、
他人の「正解」を逆算する病
この日を境に、私の心の中から
「好きだから欲しい」
「やりたいからやる」
という純粋な感覚が綺麗に消え去りました。
何を選ぶにも、どこへ行くにも、
常に母親の基準というフィルターを通さなければ、
一歩も踏み出せなくなってしまったのです。
クリスマス前、年末年始あたりに
新聞の間に挟まれて入ってくる、
おもちゃ屋さんの広告。
それを見て幼い頃の私は
ワクワクしていました。
自分が本当に欲しいものに
ペンで丸をつけて、
その広告を大事に取っておいていました。
けど、それを誰かに伝えることは
ありませんでした。
スーパーのお菓子の棚の前に立っても、
自分の心がどれに躍るかを
確かめることはもうありません。
無意識のうちに
母親の横顔を見上げて、
「どれを選べば、
お母さんは正解だと認めてくれるだろうか」と、
相手の反応から逆算して
選ぶべき答えを導き出すようになっていました。
これは笑い話のようですが、
SNSの発信をし続けていると、
これと全く同じ状態に
陥ってしまうことがたくさんあります。
「市場でウケるのはどっちか」
「フォロワーが期待する
強いリーダー像はどれか」
「周囲をガッカリさせないための
正しい発信は何か」
そうやって周りの顔色を窺い、
外側にある「正解」を完璧になぞって
成果を出してきた結果、気づけば
「自分が本当に伝えたかった本音」が何なのか、
自分の輪郭が完全に見えなくなってしまうのです。
外側からは順風満帆な成功者に見えても、
その内側は、誰かの正解に縛られた
息苦しさで溢れてしまうんです。
役割を完璧に演じてしまう、
あなたのその優しさがよく分かります
他人の期待に応えるために、
自分の本当の声を
喉の奥に押し込めてしまうその悩みは、
私は痛いほどよく分かります。
なぜそこまでしてしまうのかというと、
それは根底に、周囲の人に対する深い思いやりと、
責任感があるからなんです。
当時の私が
「お母さんをこれ以上困らせたくない、
悲しませたくない」という一心で、
母親の望む「手のかからない良い子」を
全力で演じたように、
関わる人たちを守るために、無意識のうちに
「求められる役割」を完璧に引き受けてしまう。
それは、弱さではなく、
精一杯の優しさであり、
愛情表現だったはずです。
だからこそ、
自分を置いてけぼりにしてまで
頑張ってきた自分を、
まずは「よくやってきたな」と
認めてあげてほしいのです。
誰かの正解に合わせる生き方は、
今日で終わりにしても大丈夫です。
他人の目を手放し、
自分の欲求を自分で定義し直す
他人がどう思うかではなく、
私が私をどう定義するか。
世間が作った「正解」の
箱から抜け出して、
驚くほど自由な世界へ行くための解決策は、
これまで後回しにしてきた
「小さな本音」を一滴ずつ、
丁寧に掬い上げて言葉にしていくことです。
バズるためのノウハウや、
誰かに絶賛されるための
立派なストーリーは必要ありません。
人生の途中で傷つきながらも
守り抜いてきた純粋な想いや、
不器用な葛藤を、飾らない言葉で
ありのままに表現すること。
それだけでいいのです。
それこそが大事なんです。
完璧な成功者の仮面を脱ぎ捨てて、
すごい人と思われなきゃいけないという
思い込みも手放して、
自分自身の感覚に確信を持って
本音を語り始めたとき、
その言葉には嘘偽りのない
強い体温が宿ります。
そして、その体温のある言葉に
引き寄せられるように、
あなたの知性と感性を
対等にリスペクトしてくれる、
本当に誠実な人たちだけとの
深い繋がりが生まれるようになります。
他人の正解を生きるのをやめた瞬間、
世界はあなたの本音を歓迎する、
優しい場所へと変わり始めるから。
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ここは私が、飾らない言葉で記録する場所です。
ただ、私が「今、本当は何を考えているのか」を
自分自身で確かめるための、個人的な記録です。
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私が日々クライアントの本質に潜り、
磨き上げている思考のプロセスや、
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