私にとって50作品目の原書になります。
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莫言著 「蛙」
莫言さんがノーベル文学賞を受賞した年に、
日本語版「蛙鳴(あめい)」を購入して読んだ時は
「うわぁ、大江健三郎さん並みに読みにくいなぁ」
という感想だったのですが、
今回原書で読んでみたら・・・
とっても読みやすい文章!!!
そして「グッとくる」箇所が怒涛のように押し寄せてきて、
感動の嵐
莫言さんのファンになりました![]()
中国で莫言さんの著書を爆買いしたいです!
私がホロッときた箇所の和訳(意訳)と
中国語原文を下記にタイピングします。
【和訳】
黄秋雅(ホワン・チォウイヤー)はオールドミス。彼女は生涯で多分一度も恋愛さえ経験した事がないんじゃないかしら。だから変わっていたけど、まぁそれも許さないと。晩年以降の叔母は何度も私たちに、昔の宿敵の話をするようになりました。黄秋雅は上海のブルジョア令嬢、しかも有名大卒で、我々の高密東北郷に飛ばされて来たんだけど、ホント「地に落ちた鳳はニワトリにも及ばない」ってやつよ!誰がニワトリかって?叔母は自嘲気味に言う。私がまさにそのニワトリさ、鳳凰と取っ組み合いの喧嘩をしたニワトリ。最後の方は彼女本当に私にこてんぱんにやられてビビッちゃってさ、私の顔見るとブルブル震えて、まるで煙草のヤニでも飲んだトカゲだわね。また叔母は感慨深く言うのでした。文革の頃は全ての人が狂っていた。想い返すと本当に悪夢のよう。だけど、黄秋雅は偉大な産婦人科医だったよ。たとえ午前中に殴られて頭から血を流しても、午後にはちゃんと手術台に向って精神集中するのさ。その落ち着きようと言ったら、窓の外の舞台で狂騒劇がいくら繰り広げられようと、これっぽっちも影響されないんだ。叔母は言います。彼女の両手は本当に素晴らしかったねぇ。妊婦のお腹の皮に刺繍だって出来たさ……いつもここまで話すと叔母は大笑いし、そして涙を流すのでした。
【原文】
黄秋雅是个老姑娘,她这一辈子,大概连恋爱都没有谈过。她脾气古怪,是可以原谅的。进入晚年之后的姑姑,曾经多次对我们讲述她的老对头的事。黄秋雅这个上海资本家的千金小姐,名牌大学毕业生,被贬到我们高密东北乡,真是“落时的凤不如鸡”!谁是鸡?姑姑自我解嘲地说,我就是那只鸡,跟凤凰掐架的鸡,她后来可真是被我揍怕了,见了我就浑身筛糠,像一条吞了烟油子的四脚蛇。姑姑感慨说:那时所有的人都疯了,想想真如一场噩梦。姑姑说:黄秋雅是个伟大的妇科医生,即使是上午被打得头破血流,下午上了手术台,她还是聚精会神,镇定自若,哪怕窗外搭台子唱大戏,也影响不了她。姑姑说:她那双手真是巧啊,她能在女人肚皮上绣花……每当说到这里,姑姑就大笑,眼泪就会夺眶而出。
自分なりに訳した後、
日本語版の同箇所を開いて確認してみたのですが、
吉田富夫先生の翻訳の素晴らしさに舌を巻きました。
さすがです!!!
背中を追いかけて私も走り続けたいと思いました。
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