猫派の犬マニア絵本作家です!
(私はこんな人=プロフィール )
これは江戸後期に記録されたとされる『月ヶ谷村異聞録』に掲載されていた挿絵の模写である。
現在、原本は所在不明となっているが、地域の古老たちの口伝や断片的な記録によって、その内容の一部が伝えられている。
伝承によれば、かつて月ヶ谷村は未曾有の災厄に見舞われた。
日照りによる飢饉が続き、作物は実らず、多くの村人が食べるものに困った。
さらに疫病が流行し、村は壊滅寸前に追い込まれたという。
人々は何度も神仏に祈った。
雨を。
豊作を。
自分たちの命を。
しかし状況は変わらなかった。
やがて村人たちは悟った。
自分だけが助かりたいという願いの中にいる限り、この苦しみは終わらないのではないかと。
そこで人々は祈りを変えた。
幼い子どもたちのために。
病に伏した隣人のために。
家族を失った者のために。
「自分はどうなってもいい。どうか残された者たちをお救いください。」
そうして村人たち全員が、自らではなく他者のために祈りを捧げた夜。
山奥の祠にまばゆい光が現れた。
星々をまとった一頭の龍が鳥居の上に舞い降り、その手に抱く宝珠が夜空を昼のように照らしたという。
宝珠の光が村を包むと、疫病は静まり、人々は次第に快方へ向かった。
荒れていた田畑には力が戻り、翌年には豊かな実りがもたらされた。
村は滅びを免れた。
以来、月ヶ谷村では「自分より先に他者を思いやる心」を何よりも尊ぶ風習が受け継がれたという。
この龍は後に「夜天龍」と呼ばれ、困難な時代に現れる守護の神獣として語り継がれることとなった。
なお、夜天龍は願いを叶える存在ではない。
人々が互いを思いやる心を取り戻した時、その姿を現すと言われている。
奈良異獣自然史博物館 調査員 岸田茉樹
提供中のサービス
↓好評発売中!↓
絵本・オラクルカード・イラストのご購入
↓各種講座のお申込みはこちらです↓
《提供中のサービス》
・ シャドくんLINEスタンプ初期バージョン↓各種SNSリンク集↓
フォローしてね!
↓いつも応援クリックありがとうございます!
人気ブログランキング
にほんブログ村







