子どもが不登校で悩んでいる方はすごく多くて、
20年以上前は、ほとんど塾に
問い合わせすらありませんでしたが、
今は、電話やメールでご相談が入ってきます。
そして、
元不登校だった生徒が塾に遊びにくると
必ずいう言葉があります。
不登校の「渦中」から抜け出して思うこと
「何にこだわっていたんだろう」
「何を恐れていたんだろう」
ってみんなが口を揃えていう言葉です。
・この世の終わりだった。
・地球が最後になればいいと思った。
・勉強についていけなくなる
・周りからなんて思われるか怖かった
・友達なんか一生できない。
・不登校って、知り合いの人に思われるから怖くて昼間は外出できなかった。
こんな、
「見えないもの」
「感じるもの」
「まだ起きていないこと」
ばっかり頭の中でこねくり回し、
そんな
「恐怖」と
「不安」と
毎日毎日戦ってものすごく疲れていたとのこと。
夜中に恐怖が襲ってくるから
その恐怖から逃れるため
「ゲーム」に没頭していた。だから、昼夜逆転する。簡単なこと。
そして、その戦いは、
自分自身だけかと思っていたのに、
家族揃ってみんなでその恐怖と戦っていた。
「常識」に縛られている
家族全員、「常識」という見えない縄に
がんじがらめになっているから、
学校がある時間は一歩も外に出れない。
「お前、学校休んでサボってるじゃん」
って指を差されるのを想像すると、
怖くて怖くて外に「鬼」がいるような恐怖を覚える。
不登校の「渦中」から抜け出して思うこと
自分の中の、
「当たり前」が人より断然狭い。
そして、家族揃って全員「視野が狭い」。
だから、みんなで笑ったことがない。
みんな自分勝手で、
みんな無口になっていた。
そのうち、誰のことも無関心になっていった。
家族の誰か一人でも
「不登校なんてどーでもいいよ」
って声を出してくれれば
また違ったのかもしれない。
でも、当時は、
「ちゃんとしなきゃ」
っていう言葉に縛られていた。
「ちゃんとしていない人は恥」
「ちゃんとしていない人は生きている価値がない」
そこまで自分を追い詰めていた。
なぜなら、
「私のことで両親は毎日喧嘩してた」
「お母さんを責めるお父さんの声」
「自分は悪くないというお母さんの声」
「私の居場所はなかった」
早く大人になりたかった。
大学生になって家を出たかった。
一人暮らしをしてみたかった。
毎日、両親の喧嘩している声はもうウンザリだった。
一番最初にマリコ先生の塾を訪ねた。
「不登校でも楽しめば?」
って言われて腹が立った。
「不登校になったことないくせに」
「不登校の気持ちなんて知らないくせに」
「この塾だけは入塾するもんか!」
って思って、
いろんな塾を探した。
でも、他塾の先生たちは、
「学力のない私に膨大なテキストを突きつけてきた。基礎がないとか、家で何やっていたんだとか、そんな目で見られて勉強なんかしたくない」まだ、不登校が珍しい時代だった。
なんだかんだで、
彼女は、たくさんの学習塾の扉を叩いて
最終的に私のところに戻ってきた。
彼女は、
最終的にカナダに留学した。
留学がまだ簡単な時代じゃなかったら家族は猛反対したけど、彼女は、日本と両親と不登校から旅立った。そして、オーロラの写真をガラケーにもらった時は涙が出た。
時代は流れ、
「うちの子、不登校なんです」
「学校へ行ってなくて」
「もう、このままですよね」
って話すお母さんが大勢いる。
その度に、
「カナダに留学した生徒もいますし、
芸能界に入った生徒もいます」
って言うと、
「うちの子は、そんなタイプじゃありません」
「うちの子は無理です」
って言われる。
子どもの「不登校」を使って
お母さんの中にある
「こうあるべき」
「常識じゃない」
「こんなはずじゃない」
「夫婦と離婚の危機だ」
って何かが反応してるだけ。
「不登校」が悪くて
「通学」している子どもがいい。
って思っているだけ。
進学校へ進むのが本当にいいのか?
学校に行けることが
そんなに素晴らしいことなのか?
勉強さえ出来てればいいのか?
不登校には進学の道はないのか?
こうやって考えると、
不登校を問題にしているのは
「不登校は問題である」
って思っている人だけ。
不登校の子どもでも、
学校へ通学している子どもでも、
自分の人生は自分で決める。
ただ、それだけ。
それを
「うちの子の将来はない!」
って、子どもに失礼なことを
思っているお母さんがいるだけ。
「不登校は協調性がない」とか
「コミュニケーション」が取れないとか
「非行に走る」とか
「生活習慣が乱れるから学力が低い」とか
なんだそれ?
そんな言葉を信じている大人が変です。
子どもたちが
生きていて
笑っていたら
それで十分じゃないんでしょうか?
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