それは10歳くらいの少女が、10人近い家族の為に片道2時間かけて、水を汲みに行くというものでした。 もちろん学校にも行くことはできません。
これが日課であり仕事なのです。
そして2時間かけて辿り着いた水汲み場は、 ただの泥沼でした。
まわりの土の色と変わらない、赤褐色の20ℓほどの泥水を大きなバケツに汲み、頭に乗せて、また2時間かけて帰るというものでした。
もちろんその水は不衛生極まるもので、そうした水で生活している子供の10%以上は体調をくずし、命を落としてしまうそうです。
汚水のために子供達が命を落としていく…。
それは私にとって衝撃的な出来事でした。

もし今後、水にたずさわることで人の命を救うことができたら、どんなに素晴しいことか…。
もし、本当に水で困っている世界の多くの人たちが、笑顔で過ごすことができるようになったらどれだけ素晴しいだろうかと心底思いました。
世界は広いです。
多くの国がまだまだ貧困に苦しんでいて、多くの国が満足できる安全な水を確保できてはいないのです。その数は8億人とも言われています。
知れば知るほど、深刻な状況を突きつけられます。
日本は、とても豊かで恵まれた国です。
その日本に生まれ、生活し、ビジネスをできる環境にあるということは、 もしかしたらこのような未開の国のために、 生きるか死ぬかの現実が目の前にある国 のために、手助けが少しでもできるのではないか。
そこに目を向けることが、わたしの人生を内面的に豊かなものにするのではないかと考えるようになりました。
世界中に命を守る水、浄水を届けることが私の夢であり、使命だと考えるようになったのです。
それが、私が浄水器事業を始めることになった動機です。
とはいえ、まだまだ私の手は遠く世界には届きません。
しかし、行動を起こしていれば私の思いは必ず届くと信じています。
それには、先ずは日本でお役に立つこと。
その成果によって恵まれない国の人々の一助となりたいと願っています。
シンプルな理想ほど、実現するためのバリエーションは無限です。そして終わりのない目標です。
その目標に向かって、一歩一歩、歩みを進めて行きます。
追伸
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