テンマルシェに出店します
場所は東京ビックサイト
会議棟 605・606号室
詳細は文末にて
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▼【第一話 お稲荷さんからのお礼】
雪の残る午後、ふと思い立って
心の中でそっと返事をした
石像そのものには触れないように
指先だけで雪を払う
子どもの前髪を整えるみたいに
眠っている赤ちゃんを
起こさないように触れるみたいに
降ったばかりの雪は
サクサクと音を立てた
冷たいのに
どこかやわらかい感触
雪が落ちるたびに
空気がほんの少し揺れる
そのあと
私はいつものように手を合わせた
――その瞬間だった
身体の奥が、ぐっと引っ張られる
まるでバキュームに
吸い込まれるように
眉間の奥を中心に
ぐっと持っていかれそうな感覚
見えない波に飲み込まれるような感覚
「え……?」
思わず、心の中で声が漏れた
鳥居の奥に、白いものが見えた
小さな穴のような
「え……?」
思わず、心の中で声が漏れた
鳥居の奥に、白いものが見えた
小さな穴のような
光のかたまり
五センチほどの
五センチほどの
それは白というより――光
眩しすぎて
色が消えてしまったみたいな白
私はそこに
私はそこに
吸い込まれていくような
感覚があった
ぐっと、深く
どこか遠くへ
身体が軽くなる
でも同時に
ぐっと、深く
どこか遠くへ
身体が軽くなる
でも同時に
立っていられないほど強い
「これ……もしかして」
神様に近い、何かなのかもしれない
そんな考えが、ふっと浮かんだ
せっかくだから
「これ……もしかして」
神様に近い、何かなのかもしれない
そんな考えが、ふっと浮かんだ
せっかくだから
願い事を――と思った
何か、宣言したほうがいい気がして
でも、こういう時に限って
言葉は出てこない
頭の中を探しても
頭の中を探しても
見つからない
焦れば焦るほど
何も出てこない
結局
結局
思い浮かんだのは「商売繁盛」みたいな
少し味気ない言葉だけだった
だけどその間も
だけどその間も
私はずっと吸い込まれていた
だんだん怖くなってくる
「だめだ、これ以上は無理」
そう思って、手を合わせるのをやめた
だんだん怖くなってくる
「だめだ、これ以上は無理」
そう思って、手を合わせるのをやめた
目を開ける
そして、鳥居の外へ一歩出た
ふう、と息を吐く
やっと、地面に戻ってきたような
感覚だった
夢から急に引き戻されたみたいに
少しだけ現実が遠く感じた
あの日の空気は
夢から急に引き戻されたみたいに
少しだけ現実が遠く感じた
あの日の空気は
今でもはっきり覚えている
▼【第三話 お稲荷さんからのお礼】
吸い取られたものの正体

5月9日(土)テンマルシェに出店
会議棟 605・606号室
〒135-0063
東京都江東区有明3-11-1
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