テンマルシェに出店します
場所は東京ビックサイト
会議棟 605・606号室
詳細は文末にて
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二月の空は
朝から静かに雪を落としていた
窓の外は白くて
世界が静かに
息を潜めているみたいだった
でも午後になると
空がゆっくりと
機嫌を直したみたいに晴れて
光が柔らかく地面を照らしていた
雪もほとんど残っていなくて
空気だけが少し冷たい
そんな日だった
「あ、今日は行こう」
理由なんて
特になかった
でも──
ふと氏神様のところへ
行きたくなった
私は昔から
氏神様にお参りした後は
必ずお稲荷さんにも手を合わせる
それが自分の中で
自然な流れになっている
その日も
いつものように歩いた
冬の空気は澄んでいて
息を吐くたびに白く溶けていく
まるで
自分の中にある余計なものまで
空へ返しているようだった
鳥居の前まで来た時だった
私は足を止めた
そこにいた狐ちゃん
祠を守るように座っているその姿に
雪が積もっていた
頭のあたりにふわっと白い雪
なんだろう
ただの石像なのに
寒そうに見えた
「取ってほしいな」
そんなふうに
静かに訴えかけてくる気がした
気のせいかもしれない
でも、その時の私は
そう感じた
人って
不思議な瞬間にだけ
心の扉が少し開くことがある
その日はたぶん
そんな日だった
▼【第二話 お稲荷さんからのお礼】
狐ちゃんの雪を払った瞬間
▼【第三話 お稲荷さんからのお礼】
吸い取られたものの正体

5月9日(土)テンマルシェに出店
会議棟 605・606号室
〒135-0063
東京都江東区有明3-11-1
▼詳しいテンマルシェについて
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