■さんの家は 太平洋が見える場所に建っている。
■さんが言った。 「ここからまっすぐ緯線をたどった所が なかなか帰れない私の故郷サンタモニカ。」
日本にやって来て、50年が過ぎるという■さん、ワタシより日本語上手。
「でもなかなか日本語が通じなくて、困った。 "そこの大根いただきたいのですが、おいくらですか?"と 尋ねても通じないの。」
「"大根 ほしい いくら?"と 単語で、身振り手振りを交えた方が伝わるのよ」 なるほど・・!
海が見える南の部屋は、感謝祭の飾りで埋め尽くされている。
至るところ、かぼちゃかぼちゃかぼちゃ。 テーブルクロスもカーテンもかぼちゃ。 たまげた!
何より こんなロココ風家具が 普通に置いてある部屋を初めて見た。
■さん手作りのレモンケーキとプリン、杏仁豆腐で お茶会。
訪問のきっかけは、 ■さんが、今年1月に亡くなられたM先生の 奥様○子さんに 宛てた手紙だった。 ■さんは3年前に、ご主人を亡くされている。
■さん、 心が元気になるまでに3年かかったとのこと。 今は、綺麗な海や花を見て、穏やかな日々を過ごしておられる。
○子さん、■さんの気遣いに深く感動。 「夫を亡くした方の気持ちが 自分も同じ体験をすることで 初めて分かった。」と、語られた。
海の見える家で ■さんと○子さんは 想いを共有しながら ひと時を過ごした。
独り者のワタシは、 年上のお二人の気持ちを 全て理解できるわけではないが、話に耳を傾け、心を寄せたいと思った。
■さんが言った。「ここは、夜空の景色も おすすめです。 満天の星が輝きます。」 見せて頂いた月の写真も素敵。 移り変わる自然の風景は 何よりも■さんの心を癒してくれるのだろう。
「感謝祭が終わったら 次はクリスマスの飾りつけをします。 お部屋はオレンジと黒のイメージから 赤と緑に変わりますよ。」
■さんの言葉に 「12月は Xmasの部屋と星を見るために 泊りがけで訪問しましょう。 楽しみができた!」と ○子さんとマルシ 顔を見合わせてニッコリ。







