学童保育指導員高齢化と発達グレーゾーン児童増加の関係 | 10才までの自己肯定感の育み方 放課後児童クラブスーパーバイザーさとさん

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学童保育歴20年・島根県スーパーバイザーのさとさんが、特に低学年の子どもとの信頼関係作りをテーマに、働くママを応援するブログです。「聞く・訊く・聴く」を軸に、自己肯定感を育む関わり方と、親子のタイプに合わせた4つの関係性モデルを実例とともに紹介しています。

お疲れ様です。 子育てコーチング協会インストラクターさとさんです。

 

 

児童クラブ・学童保育の支援員の高齢化が、より一層進んでいます。これは、地方の児童クラブの方が顕著になっているかもしれません。

 

気になっていることの一つ。

 

「児童クラブ支援員高齢化」と「発達障害やグレーゾーンの子ども増加」と関係についての危惧を書きます。

 

1.支援員の高齢化

2.「いうことを聞かない」の増加

3.グレーゾーン扱いが始まる

 

 支援員の高齢化

 

・勤務時間の不安定

・時給制で昇給がない

 

 

地域にもよるが、都市部でも30代後半で月給20万なんていうニュースが時々流れる。島根県内では時給制がほとんどで、昇給はない。社会保障もやっとついてきた段階。

 

平日は放課後から、長期休暇は朝から夕方まで。超不安定な勤務時間帯。同じ時給を求めるなら、別の職を選ぶだろうね。そもそも、子どもを相手にする仕事が、年々敬遠されている肌感覚もある。

 

結果、起きていること。

 

10年~20年と勤務している方が残る。さらに、新規の支援員として確保する世代も50代~70代の女性が多くなっている。男性の割合はかなり低い。

 

辞めたくても、辞められない状況も背景に透けてくる。新規の支援員を確保することが、非常に難しいから。

 

全国学童保育連絡協議会HPにも、賃上げを要求する文書があります。

 

2021年放課後児童クラブ実施状況調査結果をうけて、報道発表した資料の中にあります。

 

約半数の学童保育指導員は年収150万円未満という結果でした(2018年調査)

 

 

 2.「いうことを聞かない」の増加

 

児童クラブは小学生の集団で、ギャングエイジの見本みたいな場所になりやすい。

 

そういう子どもたちの成長をどう見守るか、どう遊びを通して児童クラブの生活をコントロールするかは、支援員として重要な仕事です。

 

しかし、それを可能にするだけの体力がないとなると、これは負の連鎖が待っている。

 

体力についていけず、一緒に遊べなくなる。

下矢印

仕方がないので、集団に入らず、子どもが遊ぶ場所に居る。

下矢印

トラブルが起きそうになる様子が見られると、注意をする。

下矢印

それが日常化して、遊ばずに注意だけをする「見張る」存在になっていく。

 

 

こうやって見張る存在になってしまう。

 

 

子どもからすると、注意だけする存在になっていき、やがて反発が生まれる。

 

そこにはギャングエイジが絡み合っていく。

 

注意する右矢印反発する右矢印いうことを聞かない右矢印ルールの厳格化右矢印さらに反発右矢印いうことを聞かない右矢印ルールのさらに厳格化右矢印 …負の連鎖

 

そして、子どもは「いうことを聞かない」存在となって、小さなリスクも抱えられない集団作りを支援員がし始める。

 

簡単に言うとこうだ。

 

子どもを信じない

 

かなり厳しく書いているが、こういった自覚がないままにルールが厳格化されて、軍隊のようになってしまっている児童クラブがあるのも現実。

 

問題はこれだけで終わらない。

 

 3.グレーゾーン扱いが始まる

 

やがて、支援員同士の話し合いの中で、「いうことを聞かない」理由を探し始める。

 

何度言っても聞かない子ども。反発しているから、暴れたりもする。他の児童への影響も出始める。

 

あの手この手で注意をしてみるが、基本的に通じない。

 

次第に児童クラブに勤務することに緊張感も生まれてきてしまい、ピリピリした雰囲気に疲れがたまっていく支援員。

 

でもね。子どもからすると簡単な話で、ただ「遊びたい」だけのに分かってもらえないから、余計に反発をする。

 

そして、子どもにラベルを貼り始める。

 

グレーゾーン・発達障害・多動など、いうことを聞かない理由を作り始める。

 

 

特別な事例ではない

 

ここに書いたことは、決して大げさに書いているわけではなく、どの児童クラブにもある課題になっている。

 

さらにこの課題は児童クラブ内だけでとどまり、表になりにくいことが問題を複雑にしている。

 

支援員の高齢化は、裏を返すと「それでやってきた」という自信になっていることもある。

 

10年、20年やってきた自信を振りかざして、やり方自体は変わることなく、新しく得た知識を都合のいいようにとらえて、子どもや保護者に原因を作り始めるのです。

 

それだけ、児童クラブの支援員は追い込まれている。

 

「児童クラブ支援員の高齢化」と「発達障害児の増加」の関連性の課題は、現状としては明確な解決方法が見つからない。

 

とても深刻な課題だ。

 

 


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