とにかく量をこなせ
解いた量こそが良い結果に繋がる
本当にそうでしょうか?
私は半分正解、半分不正解だと思います。
以下、ある有名な元プロ野球選手の話です。
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毎日500回も素振りをしているなんて、すごいですね!その陰の努力が高い成績に繋がってるんですね!
記者たちにいつもそう言われ、「まぁ、そうですね」とは答えていたものの「本当は違うんだよな…」と内心思っていたそうです。
『毎日500回素振りなんて、大概の選手はやってる。結果が出ていない選手だってやってる。ただ自分は1回1回の素振りで、ピッチャーが誰で、何回の何アウトで何球目で何点差で、どのように攻めてくるか、500回全て具体的に細かくシミュレーションしながら振っていた。1回1回の素振りの質だけは、周りの選手に負けないようにしようと思っていた。何も考えず500回素振りをしても腕が太くなる単なる筋トレにしかならないでしょう?』
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やみくもに回数や時間をかけるだけでは、ハイレベルな戦いに勝利することはできない。単に努力だけでは成果に繋がらない。仕組みのない努力は、成果を出せない言い訳に過ぎない。
努力の「質」「仕組み化」が大切なのだという教訓を思い知らされる重要なエピソードだと思います。
受験勉強とスポーツは違うだろと言う人もいるかもしれませんが、受験は頭を使った競技ですしそれまでの努力訓練で培った力で勝敗を争うという意味ではスポーツと同じですので、こういった一流スポーツ選手のマインドセットは、そっくりそのまま参考になると私は思います。
量は確かに、結果を出すためには必要です。
ただ、こなした問題が単に多ければ多いほど、良い結果になる確率勝率が上がる比例の相関関係にあるわけではありません。量が大事だ、量が全てだ、と言う人は、努力の質や仕組みや意識を考えることから逃げていて、それを正当化するための量によるごまかしを言っているように見えます。そして、成果が出なかったとき「頑張ったのに」という言い訳、あるいは「頑張ったからOK」「頑張ったこと自体が大切」などと綺麗事で処理、このどちらかで完結しがちです。
『どの』問題を『どのように』解いたか の方が、何を「どれだけ」やるよりもはるかに重要であることは、心にとどめておく必要があると私は常々言い続けています。
トップレベルの生徒の中には、最小の努力で最大の結果を生むのが抜群に上手な子が一定数います。常人離れした『努力の質の担保』で、天性の才能で学習効率化が出来ているなと。
ただ、常人がそこまでを目指すことは出来ませんので、
●自分の現在の実力に見合った努力が出来ているか?
●土台固めを棚上げして、先取りばかり意識していないか?
●毎日の計算練習一問一問大切にできているか?スピード狂になっていないか?
等といった、闇雲努力に繋がらないようなチェックポイントをいくつか自分なりに考えて、自分の胸に手を当てて、愚かな方向に進んでしまわないような心掛けと共に学習に取り組んで欲しいと思います。
結果の最大化に向けて、皆さんがんばってください!
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