年が明けてから今日まで、ほぼ休みなく算数の指導をさせていただきました。例年以上に多忙な直前期で、今は体調を崩さず今日を迎えられたことに一番ホッとしています。小6受験生に対しては特に、やれることはやれるだけやってやるという熱意を十分込めてやりきることができたかなと思っています。
さて、今日は入試直前ということもあって、試験時間をどう有効活用して得点を最大化すべきか、というお話をしたいと思います。
制限時間が設けられた試験において、時間を有効的に活用することは当然必須重要事項となります。
例えば60分の試験だとすると
①序盤(約10分)
②中盤(約40分)
③終盤(約10分)
と、おおまかに3つのタームに分けて考えると良いと思います。
①序盤➡全体把握
序盤ですべきは全体把握。
「前半の問題に時間をかけ過ぎて後半の問題に取り組む時間がなくなってしまった」と模試などでも終わってから嘆いている人をよく見かけますが、それは序盤の時間の使い方を間違えているのです。序盤の最たる目的は全体把握であることを念頭に置いた上で問題を解いていかないと、前述のようなことが起こってしまいます。つまり、序盤は一問一問に時間をかけて解くタームではないのです。本腰入れてある程度時間を食いながら問題と格闘するのは中盤でやるべきことであるにも関わらず、序盤から中盤のような戦い方をしてしまっている人が非常に多いです。序盤で解くべきは、「見たことある問題」「見たことある問題に類似していて簡単に解けそうな問題」だけ解いて、あとは中盤で本腰入れて戦うべき「ある程度時間をかければ解けるんじゃないか問題」のリストアップをしていけば良いのです。捨てるのではなく、リストアップしていくイメージ。あとで戻って解きなおすことを前提としたリストアップ作業を、この序盤のタームではしていくべきです。
②中盤➡点数稼ぎ
中盤は、本域ガッツ戦闘モードで戦い得点の最大化を図るべき時。
序盤である程度リストアップした「時間かけて正解をもぎ取りに行く問題」と全力で戦います。ただ、もちろん目論見と違って、思ったよりややこしい、難しい、時間があまりにもかかりそう、と感じる問題もあると思います。その時は、捨てること濃厚と思いながら飛ばして次に進めば良いわけです。とにかく、集中力を最大限に高め、出来る限り解ける問題と格闘し点数を稼げるだけ稼ぐ、という時間にしてください。この中盤であるべきモードで、序盤から終盤までずーっと抑揚なく突き進もうとしてしまう人が非常に多いのですが、それでは安定的に良い結果を残すことができないのです。
③終盤➡守備強化
終盤は、守りを固めるべき時。
人間である以上、ミスはつきものです。100%ミスなく精密機械のように答えを出し続けることなどほぼ不可能です。ですから終盤の約10分ですべきことは、自信のある問題、簡単な問題の見直しです。最後の10分で新たに問題を解き始めても、残された問題の中に正解に辿り着けそうな問題は、この手順で進めていくならもう残っていないはずです。であれば、得点を最大化しようと思えば、見直しによってミスによる失点を防いで守備固めをしていく方がより勝利につながります。
ケアレスミスをどうやったら防げるか、を考えている人は多いですが、その考え方自体を修正する必要があります。ミスを防ぐのではなく、まず人間はミスを防げないものなのだということを理解し、ミスの修正技術を高める必要があると再認識してください。終盤のタームにおいて最も重要なミスを修正する意識、そしてそれに伴う技術が不足しているから、ミスによって多く失点してしまうわけです。
以上のように、皆さんも①序盤②中盤③終盤の試験時間を3つのタームに分けて、それぞれの時間帯での重要事項をしっかりと意識して取り組むように心掛けてみてください。受験生でない方も、公開模試でも活用できるはずですから、ぜひ、時間の使い方を考えてみてください。
関西では、いよいよ明日から中学入試本番が始まりますね。
以上のことぜひ参考にして、受験にのぞんでください!
すべての受験生を応援しています!
make sense!
■■算数ソムリエ■■