GUCCIのエキシビションに行ってきました。
3年前には京町家を改装してのインスタレーションが無料開放されてましたが、今回は趣き深き京都市京セラ美術館が舞台でした。
招待券を入口で渡すと「立派ですね〜」って館員さんも見惚れてました笑
ピカピカ プレミアチケット
竹の取手のバッグをフィーチャーすべく京都贔屓なのかと思いきや、フェレンチェと京都が姉妹都市ということでもあるみたい。なるほど
だけどGUCCIって、ちょっと洗練の欠けたえぐさ、ダサさがあって、古都の奥ゆかしきイメージがないと思ったら、ルーツはロンドンなんだとか。なるほど!
サボイホテルのエレベーターの内装の赤色をフィレンチェで再現したんだと知りました。ダサい訳だ… 失礼m(_ _)m
けれど100年の洗練を経て、ブランドカラーはロンドンの霧に映える単純な赤色からシックな赤へと変遷を遂げたようです。
視力検査の赤と緑のごときリボンのアイコンから、ちょうどその2色の境界にできる色の滲みのようなニュアンスレッドへ。
↑赤と緑の干渉で生まれる色を再現してるんだと思うよ
新任のチーフデザイナーやるやん。
実は私は前任のミケーレの感性がけっこう好きでした。
この振り切れ感よ。
色めきたって買ってしまいそうに何度かなりましたよ。花柄の靴とか。。
そんなこんな、トップブランドの作風やイメージはチーフデザイナーの舵取りで振り幅大きく変遷していくことを今回の回顧展で一望できました。
創業当初のラゲージから最新のバッグまでと、年代別のスカーフが展示されてるブースからまずは誘われ…、
これ、どうなってるかわかる?
鏡の国に紛れ込みました。
天井が鏡張りなだけで錯覚が起きる、不思議体験。
さすがは高級ブランドですね。店舗デザインのノウハウが駆使された劇場体験がこの後もずっと用意されてました。
自宅サロン体験
調度品に囲まれて愛用の趣味道具を広げて喜んでる場面…って演出でしょうか。
美術館所蔵の日本画を壁に配してアーカイブが展示されてました。
こちら知人が寄贈された人間国宝 稲垣稔次郎氏の型絵染の屏風じゃないですか。
びっくり。
斬新なコラボレーション。
でも、通常の展覧会で出会うより絵画が生活感を帯びて違った映え方をしていたし、また、会場全体に品格を添えていたようにも感じました。
「何かしら新しいことをやる」
これがトップブランドであり続ける使命でもあるんだなぁと感じた訳です。
ファッションアーカイブの観せ方は、シンプルにして緻密に計算されておりました。
鏡に映る後ろ姿も重ならず、カメラ映えして、隙間に観覧者の姿も映り込ませる。
観られ方を意識させる→ファッションへの関心を駆り立てる、そんな効果もありそうだったな。
あら、私のためにご用意いただきありがとう
って、思った紫のドレスは、ガガのためのものだったようです…
実際にセレブが着用したものが展示されてました。
職人の手仕事を間近で観れてうっとり、釘付け
素材の良さも手に取るように感じられて、お腹いっぱいに。
バンブーバッグの部屋
広告で見たときは『大丈夫〜?』って思ったんだけど、それなりに収まりがついていたディスプレイ。
VRも用意されており、その横で人間国宝とのコラボ作品が。
新旧問わずどんな技術でも吸収してしまう貪欲さもまたトップブランドには必須なんですかね。
深い赤色の部屋には、
同じ赤を基調にしながらも様々なデザインが展開できるんだってメッセージが。
創造って無限の可能性があるんだなぁ。
古きをなぞらえた展開も。
現デザイナーサルノ氏はトム・フォードテイストを絶賛復古中。
全然古く感じない。
20世紀のトム・フォード↓
前ミケーレもGUCCIの幅を広げた「フローラ」をオマージュしてたんだと知る。
OLD GUCCI こんな時代が以前にもあったのね。
個人的には物作りの舞台裏もめっちゃ気になる。
デザイナーの頭の中を覗き見できたような、結局なにもわからないような笑
それでも、満足。
没入体験がトレンドだという昨今。「商品を観せる」にもそれは可能だということを体験させてもらった展覧会でした。
トップブランドのアイデアは柔軟ですね。学びになりました。
ハイブランドが好きな訳ではなく、高品質なものはラグジュアリーを提供してくれる。観るだけでも気持ちが豊かになりました。





























