実は先日訪れた人間国宝稲垣稔次郎展覧会には作家のお孫様とご一緒させていただけたのでした。
作品のエピソードの他にも作家のお人柄などのお話も伺えて、たいへん厚みのある鑑賞をさせていたきました。そのお話はまた別の機会に!
ご紹介くださったのはチコさん♡
他にもお声掛けしたい面々がおありだったそうですが、わたしのアート好きを計らって濃ゆい談義の場をセッティングくださったのでした。
至福。
フレンチランチから始まり、美術館のカフェでワイン、ヴォーリズ建築での夕食っと、フランスの風が漂う1日でございました。
そして、
京都市京セラ美術館で同時開催されてたのはルーブル美術館展。
なんてタイミング♪
こちらの展覧会にも稲垣さんがご招待くださいました。
テーマは「愛を描く」
ルーブル美術館の膨大なコレクションの中から愛をテーマに描かれた作品を、愛の概念で分類して展示されてました。
愛こそ人生、そんな価値観をもってるフランスらしい企画だな。
はてさてフランス人はどんな概念でもって愛を定義するんだろう?
いつもより念入りに解説も読んでみました。
ルーブルでは主に年代別、作者別に展示がなされていて、テーマを同じくした作品をまとまって鑑賞できる訳ではありません。
愛とはっと、哲学的解釈が展示品に添えられる場面は常設にはない。
だけれどフランス人が大好きな話題のはず。
日本人が思うより大枠で「愛」を捉え、動機を正当化する解釈を本能を理由に引っ張ってくるあたり、さすがでした。。
より奔放な愛を神話を描いた作品から、より意識的な愛を聖書を題材とした作品から。どちらも愛と呼ぶのが西洋的感覚のようです。
最後の展示室だけ写真撮影がOKでした。
右端の赤い服の男性は戯曲作家にして哲学者のダンテ。
死んでも添い続ける不倫関係の亡霊たちをじっと観察する真面目な表情がすごくおかしい(泣)
哲学って感情の対極にあるものなのね…
今回一番ウケた絵でした。
初めて観る絵ではなかったけど、さまざまな愛をテーマに多幸感溢れる会場のクライマックスでこのおっさんはかなり浮いてた。
ちょっと自分を見るようでもあった…
アモルって愛の神キューピット。
愛がテーマの展覧会だからアモル大忙し。たくさんの作品の中に登場。
この作品の中の青年アモルは婚礼の神ヒュメイナイオスと何やら結託して企んでるご様子。
1820年頃の作品。
自由恋愛=結婚 がまだまだ認められてなかった時代っと思えば、意味深く、希望が託くされてる絵のようにも見えてきたり。
今回一番のお気に入りとなりました。
おもしろかったのは、アモルの誕生から成人するまでの物語の連作。実物でどうぞ
そうか、天使にも時間軸があるのね。
成長するんだって考えたこともなかった。
場面場面で都合よい姿で描かれてるだけかと思ってた。
この可愛らしいアモルとプシュケの作品は単純明快な構図だからルーブルではたいてい高いところに掛けられています。(離れ映えする)
背丈を並べて鑑賞したら、足元に描かれている青い昼顔のような花も脇役ながら懸命にみずみずしく咲き誇ってるのが観てとれて。嬉し新し発見。
ルーブルはとても大きな建物(なんてったて元は中世の城)で天井も高いし、もっと大きな絵もたくさんあるので、大作って印象なかったのだけど。
日本で観るとデカイ!
ご一緒した稲垣さんにルーブルの規模感を尋ねられて、ざっと京美の20倍くらいでしょうかと答えたけれど、どうかな?
自分の印象ではそれくらい広く感じるんだけどなぁ…。
雨にけぶる京美の中庭。ちょっとヨーロッパを感じる。
ルーブル美術館展は始まったばかり。
人間国宝稲垣稔次郎展と合わせてぜひ訪れてみてください♪
先日のレポートはこちら
チコさん、稲垣さん、ご一緒くださりありがとうございました♪
アートな1日でした!









