この季節は緑深い方面へ向かうが好き。
美山といえば…、京都八瀬から足を延ばそうとしてカーナビにとんでもない山中へ誘導され、肝を冷やして断念した未踏の地。
山仕事用にかろうじて舗装されてる道、崩れかかった路肩のキワキワをジェットコースターに乗る思いで悲鳴と共に乗り切った。
後にも先にも、あんな道通ったことがない!
しかも新車だったのよ、あの時。。
あれから7年。満を持してあの日の友達に声を掛け再度美山を目指す…。
美山行くなら彼女とでしょ…
カーナビは田舎の道が苦手。かといってGoogleマップも何故か林道をススメる。
…美山行きの謎。
またもや離合にハラハラ、落ち葉の轍にゾワゾワ。林道満喫。しかも2度。
いやはや、この風景を目にするまでには色々なことがありました!
田舎暮らしですが、昔の風情が残る場所はホッと心洗われます。
茅葺き屋根の民家がたくさん残る集落が、こんな近くにあるなんて!
茅葺き屋根って、なんとなく記憶にあります。
子供の頃はねこ福の山里にも何軒かありました。
民族資料館に入ってみると、またさらに記憶が蘇ってきた。
あったあった、うちにもあった。改築するたびに姿を消していった農機具たち。
なんでも木でできていた時代の道具。
今気がついたのだけど、ねこ福の庭で雨ざらしになってる土臼も写ってますね。
建築好きであります。
理に適った、無駄のない構造は美しい。
茅葺きは、穂先を内側に収めながら葺いていくようで、外観とはうらはらに屋根裏は穂先でモケモケ。
茅とは、ヨシなどイネ科植物数種の総称なのだとか。
軒先の断面を見てみたら、3層ほどに微妙に色が違った。材料の違いなのだろうか、雨を吸い込んでだろうか?
リケジョが見るところは大抵同じ。
トタンで覆われた家屋を見上げて「この下は茅葺きなのかな?」って話してたら、
「お金かかってるのよぉ。」っと庭先に腰掛けたおばさんに話しかけられ、ドキッ。
美山の凄いところは、住人の暮らしはそのままに観光地になってるってこと。
日常が観光対象…。大変だろうなぁ。
こうして庭先の写真も撮られてしまうわけよ…
おばさんに教えてもらったのだけど、
‘いつか’葺き替えるために各家で茅を貯蔵し、葺替えるお家があるとそれを持ち寄り、村で順送りに葺替えをしてたのだそうです。
スケールの大きな連帯感ですね。
暮らしで火を使うと屋根が湿気から守られる仕組みにもなってるそう。
天井を張ってしまう今様の生活だと、もう茅葺きは守れないねぇって。
ちょうど田植えが済んだばかり、水田の鏡。
広葉樹の新緑が初々しく。
立ち去り難く、ベンチに腰掛けて村の遠景をいつまでも眺めていました。
やっと行けたかやぶきの里。でも、この日の本命はこっち。
そしてもうひとつ寄り道。
黒文字蒸留水を調達に京北の杉乃精さんへ。
「わざわざ来てくれたんだから。」っと黒文字の枝を朝に山で採ってきてくださってました。
お心遣いにほっこり。
挿木は無理だったけど、お茶はとっても芳しく美味しかったです。
心ゆるまるGWドライブ。リベンジ同行してくれた勇気ある友人、ありがとう。












