このところロックドインシンドロームに陥った母の介護体験記を綴っています。
これまでほとんど話したことがありません。
関心がある人が周りにいなかったのと、
どう伝えれば人に響くのかをずっと考えてた気がします。
理学療法士でもありライターの中川恵子さんが
わたしの介護体験記を記事にしてくださったので、
これを機に取り組んでみることにしました。
ロックドインシンドロームについては、
以前にも説明したのでそちらをご参照くださいね。
➡︎ 期待通りの反応を待って幸せを逃すことがあるかもしれない
意識は鮮明なのに、身体を動かす機能が麻痺して
意思表示する術を失った状態のことを指します。
ほとんど知られていないのですが、
同じ状態の人を主人公にした映画が
母を介護しているタイミングで公開になりました。
母そっくりの出立をした人が新聞広告になってる。
とても驚きました。
ファッション紙ELLEの編集長が脳梗塞で倒れたのち
療養しながら文字盤と瞬きだけで綴った自叙伝を、
映画化したものでした。
潜水服とは思うように動かない身体のことで、
身体は重たい乗り物になってしまったけど、
意識は蝶のようにどこへでも飛んでいける無限大の想像力を得た
という著者の心境を表現しているそうです。
日常の要求を聞き取るだけでもひと苦労なので、
ほんとうのところ母がどんな心境で身体の中に閉じ込められているのか、
わたしは母に尋ねることはできませんでした。
この著者が語る、
「わたしはもう訪れなくてもどこにでも旅ができるのだ。」
という感覚が、
当時は疑わしかったです。
でもね、その後、
自分も健康を損なって
必死で社会復帰のためにメンタルを立て直そうと内観を始めると、
内側に広がる世界のことが分かるようになってきました。
認知症の伯母、精神疾患の父のことなども重ね合わせ、
外側から見て辻褄が合わない人たちも
内なる世界の中で整然とした心理を営んでるのではないかと
思うようになりました。
むしろ、
その人たちの方が達観して振り切れていて、
現代社会のリズムと合わないだけなんではないかと。
疾患者のリズムにこちらが調和していけたら、
引き出せる能力は実はたくさんあるように感じます。
認知症が進行していると言われた伯母と
わたしは会話ができました。
症状が進んでいると診断されてからの出来事でも、
伯母は実は鮮明に記憶がありました。
精神疾患に苦しんでいた父が寛解したのは、
本人のペースと世界観を尊重できる生活環境を整えたからだと思っています。
“普通じゃない人”に歩み寄る気持ちをもつと、
今まで気づかなかった世界が目の前に広がることもあると思うんですよね。
また続きを書きますね。
次回の「介護を語る会」は
「介護を語る会」@Zoom
7月11日(日) 13:30~15:00
13:30〜14:15 介護の教科書公開インタビュー
14:15〜15:00 介護を語る交流会
介護中で悩みを抱えている人は思う存分お話してください
ご相談に応じられるスキルのある方も是非ご参加ください
介護に従事されている方々もお考えを発信する場にしてください
参加表明はこちらから ➡︎ ♣︎♣︎♣︎
難しい話は抜きに、お気軽にご参加くださいね。
また、
自分の体験したこと、
このまま黙って墓場までもっていくのかもと思ってました。
中川 恵子 さんの取材のおかげで、
混沌としていた記憶やら信念が整理され、
何を伝えなければいけないのかが鮮明になってきました。
中川さんが書いてくださった記事は
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