こんばんは。
今日も気持ちのよいお天気だった『ギャラリーねこ福』のある山里。
今日はわたくし自転車に乗ってピアノリサイタルに出掛けてきました。
コンビニもATMもないこの山里。世の中と接触しようとするならば、バスか車で下山する必要がある、ゆるく隔離された文化圏です。
そんな場所の住人が自転車で文化の香りを感じに出掛けられるというのは、
これは大変レアで画期的な出来事なんです。
ウキウキして、ちょっとはきれいな服装で自転車こいで参りました。
3年ほど前からこの山里に小さな音楽サロンがオープンしていることは知っていましたが、うっかり通り過ぎてしまいそうな小さな間口で あまり気にも留めていなかったのです。
元来 音楽方面のことに詳しくないので、どのような方々が演奏に来られているのかも不明のまま。
が、今回、私でも知っている、CDも持っている、もっと大きなびわ湖ホールでのリサイタルを聴きにも行ったこともあるという 梯剛之氏が来場されると知り、腰を抜かしそうなほど驚き、即座に申し込んで、今日を迎えたという訳です。
ねこ福の山里、すごいじゃないか!
大きなホールでのリサイタルとは違い、1曲ごとに その曲への思いだとか作曲された背景など紹介くださり、
鑑賞の楽しみ方も膨らんで、アットホームな雰囲気も醸し出されて、素敵なリサイタルでした♪
こじんまりした雰囲気を活かし、梯氏なりの遊び心を盛り込んだ演出をされていたのかもと思いました。
あえて耳馴染みのある選曲で、序盤は素朴な音出しから始め 終盤は広がりのある華やかな演奏へとメリハリのある演奏を披露してくださいました。
これは同じピアノから出てくる音なのか??っと思えるほど、音色も様々に披露してくださいました。
序盤2曲はモーツアルト。
私は、梯氏にモーツアルトが住み着いているとマジに思っています(笑)
きっとモーツアルトはこんな意図で音を組み合わせてこの曲を作んだろうな、って想像ができて、どの音も生き生きとして聴こえるのです。私には、ですが。
今日 曲解説で作曲家の生涯、時代背景などに思いを馳せて演奏しているとおっしゃっていたので、あながち見当はずれの想像でもなかったかも。
序盤のモーツアルトは、すごくシンプルな音で演奏され、まるでモーツアルト本人が自室で作曲作業をしている様子を再現してるかのような感じ。
気の張る大きなホールでは出せない雰囲気でした。
スタインウェイO-180という立派なピアノのはずなのに、ん?って思わないでもなかったのですが、徐々に音に伸びやかさが出てきて、後半はどんどん響きが重なりあってきて、最終盤のショパンはみやび締めくくられました!
すご〜い!音楽のことよくわからないけれど、七変化の演奏で魅せてもらいました。
素敵な音楽鑑賞の午後となりました。
しかも、この片田舎で。
これは事件です。
今回2回目の来場とのことだったので、また来て下さるかもしれないので 目を離さずチェックしておかなくてはいけません。
ちなみに、私が日常聴いている音楽はたいていヘビメタかロックと呼ばれるジャンルです(笑)
音楽ジャンルより、奏者やミュージシャンとの波長の相性で好みを選り分けているのかもしれません。
そんな音楽偏愛家の所感ですが、梯剛之氏のピアノは透き通った優雅に広がる音色が素敵だと思います。
ご存知なかった方は一度聞いてみてくださいませ。おすすめです!
