「モト」という人がする『おもてなし』の話 3 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

 

  左様日本に居る間は……と言うよりも移住後でも「私と一緒に居る間」は

 

 

 

  キミが料理してイイよ!」

 

 

 

 …の一言と共に結構頻繁に友達を呼び、彼らが自宅に泊まることも全く厭わなかったどころかそれを楽しんでいた「モト」。

 

 

 

 

 

  まあそりゃ~私が居る時は家での夕食後は友達と二人だけで「パブ」に行き

 

 

  「最初の一杯(ダケ)奢ってやった」(「モト」談)

 

 

  …で良かった?訳だが、私ナシではそうも行かない。

 

 

 

  と言うよりも「友達」の方が「私ナシ」のデメリットをしっかり理解していた、と言えるかもしれない。

 

 

  だって周囲に「別居」が発表(?)されてからは「モト」の家に「友達」が来ることが激減した(らしい)から……!

 

 

 

  そんな中、もう10年近く前になると思うのだが基本「モト」の友人(英国人)だが、私は私で日本人の奥さん(仮に「アイさん」)の方と仲が良かった、いわゆる「家族ぐるみ」の友人一家四人が夏休みに来英して来ることになった。

 

 

 

  彼らはヨーロッパ各地を観光しながらの長期旅行で、我が町にもB&Bに泊まって数日滞在していた。

 

 

 

  こちらは既に別居していたのだが、先ず初日

 

 

  「二人だけでゆっくり話したい」

 

 

  …という旦那の希望で「モト」と会う間……昼食を挟んで「アイさん」と子供達が我が家に来ることになった。

 (ここら辺は流石「モトの友達」だな~、と思った)

 

 

 

 

  私は事前に子供達の食べたいものの希望を聞き、「タオ」も含めた5人で楽しく時間を過ごしたのだが、「アイさん」が

 

 

 

  「明日は

 

  (「モト」の家での)

  夕食に招待されているんですけど……

 

  何か、注意点と言うか……アドバイスとかあります?」

 

  …と聞いて来た。

 

 

 

 

  おや、そう来たか!……と思った。

 

 

 

  相手は「友達」の上、はるばる日本から来てくれた人達だから『おもてなし』をしなければ……という「意識」は一応芽生えたのだろう。

 

  と言うか、例えば友人だけ、それも「一人」だったら(例え相手が呆れたとしても)アノ家の「スキマ」に泊まらせるくらいはしたと思う。(私が「客用の布団」も残して行っていたし)

 

 

 

  しかし、相手は子供を含めた「四人家族」である。

  

  それでも私が居れば「雑魚寝」であろうと無理矢理自宅に泊めるなり夕食に招待するなりして『おもてなし』をする可能性もあっただろうが、元々「ヒトの世話」が嫌い、特に

 

 

 

  「子供っぽいものは大嫌いだ!」

 

 

 

  …と(私には)言い切って日本の学校行事も殆ど来なかったようなヒトなのだから、「子供の世話」なんて冗談じゃない……という所だったろう。

 

 

 

 

  何より、自分がタカるのは平気だがヒトの為に「自分のオカネ」を使うのが大嫌いな人間が、それでなくても高い『外食』で「四人分」を奢る……なんていう天文学的浪費?を出来る訳もない。

 

 

 

  そうした考えが「基本」の上での『妥協点』が

 

  「自宅でのディナー」

 

  …だったのだろう。

 

 

 

  「アイさん」には後日その結果を「リポート」してもらうことを約束して、私は「私なりの」アドバイスをすることにした……!