ある意味『ウラヤマシイ』人ではあった 15 「ハマった方が勝ち」なんだな 1 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

 

   それは「また」唐突な電話からだった。

 

 

   「あ~、あのね~、ちょっと話を聞いて欲しいんだけど~、

 

    今大丈夫?」

 

 

 

   …おや? 「いつも通り」の少し早口の明るい声ではあったが、それまでとは違う『ウタさん』の態度に驚いた私。

 

   しかしもちろん私はそのまま話を聞くことにした。

 

 

 

  『ウタさん』は多少の雑談……互いの子供達の様子などをした後、

 

 

  「実は私ね~、ある『ビジネス』を始めてね~、

 

  それがすっごく楽しいの~!」

 

 

 

   ……( ºωº )……はあ、そうですか、良かったね~。

 

 

 

  …ハッキリ言って、その程度の感想しか心に湧いて来なかった。

 

   余りにピンと来なかった、と言っていい。

 

   そしてその次に沸いて来た言葉は

 

 

  「これ以上忙しくして、どうするつもりなのかね?」

 

 

  …だった。

 

 

 

   先に書いたように私にとって「お金の使い方」は個性だから、全ての人が私のように生活しろ、なんて微塵も思わない。

 

 

 

  ただ、『ウタさん』のような「経済的背景」があるのだったら、「今以上」別にそんなに必死になって働く必要があるのかね?と思ったのだ。

 

 

 

  まして、それで仮に「家族」は納得しているのかもしれないが、その為に「友達」に迷惑を掛けている……もっと言えば「利用している」……という意識はなかったのだろうけど。

 

 

 

   「でね~、その『ビジネス』が凄く楽しいから、

 

  友達のみんなにも

 

  その話を聞いて欲しいと思って!

 

 〇月×日の×時から、

 

 「カフェC」で集まるんだけど、来ない~?」

 

 

 

   …う~ん……!

 

 

  『ウタさん』は滞在歴の長さと仕事からしてもいわゆる「顔の広い」人であった。

 

 

  それこそ『ビジネス』でもない限り、例えタダでも「知らない人」が居ない所には行きたくないのが基本の私。

 

  いや、「今思えば」……その前にサッサとピンと来いよ!なのだけど。

 

 

 

  そんな私を察したのか『ウタさん』が

 

 

  「△△さんや☆☆さん達にも声を掛けたのよっ!」

 

 

  …と、「共通の友達(日本人ママ友)」の名前を出して来た。

 

 

   う~ん、そう言えば彼らにも結構会っていないから会いたいな~。

 

   ま、少なくとも「いつものメンバー」が一緒に居れば大丈夫だろう、とも考えた。

 

 

 

 

 

   そういう理由で私はまたしても『YES』の返事をした。

 

 

   いや、その時でも(友達だけなら)何故「いつものように」自宅で会おうとしないのだろう?とは考えたのだが、元々が忙しい人だから準備するのも面倒だし直ぐ何処かに行くからだろう、などと思っていたのだからオメデタイ。

 

 

 

 

   「今から思えば」……『ウタさん』という人に対して、私も未だ英語で言う「ナイーブ」……いわゆる「考えが浅かった」と思う。

 

 

   彼女に『ビジネス』と言われても、例えば自分だったら

 

 

   「「御直し」始めたので仕事があったら宜しく~!」

 

 

   …と言って仕事内容を紹介するくらいのものだろう、とその時点では考えていたのだから。

   

 

   ただ、更に考えると例えその時何かの理由で断っていたとしても、後で『絶対』×200%、個人的に直接押し掛けて来ただろうな……とは確信するのだけど……!