何処の国でも「オカミ」は責任のなすりつけ合いが好きなんだろうな 111 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

  

   結局、その時点で『ベル』との「予約開始時間」から20分近くが過ぎていた。

 

 

   え~? あと10分で「本番」かあ、でもまあ、本来「リモート」のセットアップなんてそのくらい直ぐ出来るものなんだろうな~、と考えた。

 

 

  ところが。

 

 

 

  『ベル』は旧・店舗だったオフィスの出入口横、公道から丸見えの大きな窓の前にズラリ並べられたPCの一つの前に立つと

 

  「じゃあ、アナタの為に

 

  消毒は全部済んでいるから、ここに座って!

 

   ハイ、ウチからのメールを受けている

 

  アナタのアカウントを開けて!」

 

 

 

   (◎_◎;)……!

 

 

 

   …ここで困ったことが起こった。

 

 

 

   まあ「普通の人」もそうだと思うが、私は普段家のPCしか使わないし、いわゆる「繋ぎっ放し」にしているので

 

 

   「パスワードを忘れていた」

 

   ……(;^ω^)A

 

 

 

   いや、正確に言うと「ハッキリと覚えていない」ってことなのだけど。

 

 

 

 

   と、言うのもここ2~3年のうち、向うからの要請やら何やらで数回パスワードを変えていたので、その「最後のヤツ」を覚えていなかった。

 

 

  もっと正確に言うと「家」にはパスワードを控えているメモがあるのでそれをチェックすれば良いだけなのだが、その時にはもちろんそんなものは無い。

 

 

 

 

   え~いままよ、と何個か「これだったかな」をやってみるが、見事に弾かれてしまう。

 

 

   その様子を見て『ベル』が

 

 

   「…あ~、良いわ、スマホの方で繋がる?」

 

 

   「…あ、はい」

 

 

 

   …私は慌ててスマホを取り出し操作して、最後に受け取った「予約確認メール」のページを出した。

 

 

 

  『ベル』は私からスマホを受け取って操作していたのだが、急に困惑した顔になった。

 

 

  「……あの……『転送』はどれ?」

 

 

 

  …(^▽^;)……!