『実地試験』と呼ばれる「タダ働き」 16 これは「犯罪」レベルだと思う 2 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

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 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

 

 

  私はてっきり「彼」が面接するのだろうと思っていたのだが、話したのは「主任」とおぼしきテキパキとした喋り方の3~40代の女性だった。

 

 

  働いている女性(保母さん)達も『G』よりも年配が多いというか、30代前後と思える人達が多かった。

 

 

 

  履歴書をちゃんと読んでいる印象で(注;ろくに読んでいなくて、その場でやっと驚いている人も結構居るのだ)定番の質問などに加え私個人に関する質問も続いた。

 

 

  仕事内容は当分今「メイン」で居る女性(給食のオバちゃん)の「アシスタント」として働くが、彼女が「定年」に向け徐々に仕事を減らして行く予定なので貴女の仕事が増えて行く、との事だった。

 

 

 

  最後の方には向うから

 

 

   「『実地試験』は出来る?」

 

 

  …という言葉も出て、もちろん私は

 

 

 

  「『実地試験』をしないで

 

  採用する方が不安じゃないですか?」

 

 

  …と答えたのだが、その日は「面接」だけで終わった。

 

 

 

   

  その二日程後の事だったろうか。

 

  「主任」の声で電話が掛かって来た。

 

 

 

 

  「×月〇日と●日の×時から〇時まで、

 

  『実地試験』に来れるかしら?

 

 

  その分の『給料』は払うから!」

 

   …早口でそう言われる。

 

 

 

   正直その内容に驚いた。

 

 

 

   「え? 『給料』が出るんですか?」

 

   「ええ、そうよ!」

 

 

 

   そんな事を言われたのは初めてだった。

 

 

 

   「実地試験=採用有力」というのがその頃の私の中では常識だったので正直心から嬉しかったのだが

 

   「『給料』が払われる」

 

 

   …という言葉以上に一つ引っ掛かったことがあった。

 

 

 

 

  「何で『二日続けて』なんですか?」

 

 

 

  『実地試験』というのは大抵一日、時に数時間で終わり、だから。

 

 

 

   「ああ、

 

  一日目はアナタの基本的な技術を見てね、

 

  二日目はナンチャラカンチャラで……」

 

 

 

  「二日目」の理由が良く聞こえなかったのだが、どちらにせよこちらには基本断る理由も無い。

 

 

 

  それでも「何か」を感じた私は「了解」の返事と同時に

 

 

 

  「じゃあ、日時を書いた、

 

  確認のメールを送って貰えますか?」

 

 

 

  「ええ、もちろんよ!」

 

 

   そう「即答」された。

 

 

   …のに、結局「メール」は無かった。

 

 

  『実地試験』も電話の二日ほど後だったのでその間「催促メール」も送ったのだけれども、これも見事な『梨のつぶて』

 

 

 

 

   「今の私」だったらもう「絶対に怪しい&行かない」物件だろう。

   

 

 

   当時でも、少なくとも当日中にサッサとその内容の仔細を証拠として『職安』の「報告日誌」に記入して置けば良かった、と「今思えば」で思うのだけど……。

 

 

  (「コロナ前」は『職安』とも今ほど頻繁に連絡し合うような事は無かったし、何より「コーチ」が横柄な人だったからキチンと関わる気にもなれなかった訳だけど……!)