ある意味一番不愉快な「姉」の話 24 「世間並」に対する執念 1 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

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 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

    

   そんな「姉」の結婚から三年目の夏。

  

   退職してからも彼らに子供は出来なかったのだが、例に寄って「姉」が帰省してもその事を話すのは「タブー」となっていた。

 

 

 

 

   それがどういう経過だったか忘れたが、その年「姉」が帰省中に私は「モト」と付き合っていること、結婚するつもりであることを伝え、「姉」の時と一緒で(参照;ある意味一番不愉快な「姉」の話 16)私から親に話すまで言わないように口止めをしてその場は別れた。

 

 

 

 

 

  その時既に私のお腹には「マオ」が居たのだけど、まだ目立たない段階だった事もありそのことは誰にも言わなかった。

 

 

  異常だと思われるかもしれないが、「母」に言えばどういう行動に出るか判ること、「姉」に言えば彼女が「すさまじい嫉妬」を起こすだろう事がまさに目に見えていたから、一種の「保身」だった。

 

 

 

   

  もちろん私と「モト」は式を挙げる気も無く、「姉」のように「モト」が結婚の挨拶だけしたらそのまま二人で移動し、引っ越しが済んでから「そのこと」を伝えようと考えていたのだのだが、「モト」がやって来る直前にひょんな事から母に知られてしまった。

 

 

 

 

  「そのこと」に関しては父母からは不愉快な事も色々受けた。

 

  それでも結局は「めでたいこと」ということで何とかなったのだが、とにかく結婚となると

 

 親戚の手前『証拠写真』だけは欲しいということになり、

 

 更に「式だけはしろ」という事になり、

     (結局自分の振袖を着ました…)

 

  そうなると「姉だけは来い」という事になり(まだ夏休み中だった)、

 

  そうなると義兄と一緒に来る事になり、

 

  そうなると母方唯一の伯父が

  「親族が誰も出ないなんでオカシイ!」

  と言い出して急遽一人でやって来ることになり、

 

 ……とまあ規模は小さいがそれなりのドタバタな数日が通り過ぎて行った。

 

 

 

 

  「姉」夫婦も伯父も帰宅し、明日は私も「モト」と共に引っ越すというその夜、母が私に向かってこう話して来た。

 

 

 

 

  「〇〇(姉)が言っていたんだけどさ、

 

 

  アンタ、「モト」と結構長い間付き合っていたんだって?

 

 

 

  『アンタ、知っていたのかい?

 

  騙されちゃダメだよ!』

 

 

   って言われたんだからねっ!」

 

 

 

  

 

   …( ̄ _ ̄;)

  

  

 

 …そう、他人を信用しない人間は、結局自分が先ず信用されないことをやるからだ(参照;ある意味一番不愉快な「姉」の話 17)という事に気付いていないだけ、なんだよね……!